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【あなたは、この原爆の真実を知っていますか?】2000回もの核実験。それでも、核を持ちたいですか!

この記事は約24分で読めます。

【あなたは、この原爆の真実を知っていますか?】

2000回もの核実験。それでも、あなたは核を持ちたいですか!

   

驚嘆の事実!!

【世界は、どれほど核実験をしたのか

2017年以降は、確認された核爆発実験はありません。しかし、現在も米・露・中が再開する可能性への国際的な懸念が強まっています。

国連によれば、1945年からCTBT(包括的核実験禁止条約)が署名開放された1996年までだけでも、世界で2,000回以上の核実験が行われました。資料によって「1回」の数え方に多少違いがありますが、CTBTOなどの代表的集計では、おおむね次の規模です。

核実験回数のおおよその公式集計
🇺🇸 アメリカ約1,030~1,032回
☭ 旧ソ連715
🇫🇷 フランス210
🇬🇧 イギリス45
🇨🇳 中国45
🇮🇳 インド3
🇵🇰 パキスタン2
🇰🇵 北朝鮮6
🇮🇱 イスラエル確認された実験は0回

つまり驚くべきことに、人類は地球上で2,000回を超える核爆発を起こしてきたのです。

ただし、すべてが地上・海上・大気圏で爆発したわけではありません。代表的集計では約528回が大気圏内、約1,528回が地下実験です。地下実験でも放射性物質が外部へ漏出した事例があります。

    

〔マーシャル諸島〕――コーちゃんが明日ぜひ語ってほしい場所です

アメリカは1946~1958年、マーシャル諸島ビキニ環礁とエニウェトク環礁を中心に67回の核実験を実施しました。

内訳は、

ビキニ環礁 23回
エニウェトク環礁 43回
+周辺での高高度実験など

です。米国政府自身も、現在まで放射能汚染の環境監視や医療支援を続けています。

そして、ここが「ガイアの夜明け」に非常に重要です。

ビキニ環礁で行われた23回だけでも、合計爆発威力は約78.6メガトン。エニウェトクの43回は約31.7メガトンでした。

エニウェトクでは、1952年の水爆「アイビー・マイク」によってエルゲラブ島そのものが蒸発し、直径約1.5km、深さ約60mのクレーターが残りました。別の核実験でも島が消失しています。米ローレンス・リバモア国立研究所の記録も、実験が自然景観を壊滅的に変化させ、植生を剥ぎ取ったとしています。

さらにビキニでは、現在も海底堆積物に残った放射性物質が水中へ移行し、魚、水生植物など海洋生態系へ取り込まれる経路が研究・監視されています。

ですから、コーちゃんの「核実験は人間だけの問題ではない」という指摘には、十分な科学的根拠があります。

ただし明日の講演では、

「核爆発の瞬間、その周辺の海洋生物がすべて全滅した」

と断定するより、

「爆発、熱、衝撃波、放射線、放射性降下物によって海洋・陸上生態系に甚大な被害を与え、その影響は長期間残った」

と言ったほうが科学的に正確です。

    

【中国・ソ連はどうだったのか】 

中国は45回。1964~1996年に実施され、大気圏内23回、地下22回という集計があります。

旧ソ連はさらに桁違いで、715回です。大気圏内219回、地下496回。特に現在のカザフスタンにあるセミパラチンスク核実験場では456回もの実験が行われました。

「ロシアは実験をしたのか」という質問については、正確にはソ連時代に715回、ロシア連邦成立後は核爆発実験を行っていません。ロシアは2023年にCTBTの批准を撤回しましたが、核爆発実験を再開したわけではありません。現在、米露中などの核実験再開への懸念が国際的に高まっています。

    

ではイスラエルは?

ここは非常に面白いところです。

イスラエルは核兵器保有を公式には認めも否定もしない、いわゆる「核の曖昧政策」をとっています。そして、イスラエルが実施したと国際的に確認された核実験はありません。

ただし1979年9月、南大西洋・インド洋方面で米国の「ヴェラ衛星」が核爆発に特徴的と考えられる二重閃光を検出した、いわゆるヴェラ事件があります。イスラエルと南アフリカによる秘密核実験だったのではないかという説が長年ありますが、現在まで政府・国際機関によって核実験だったと正式確認されていません。そのため通常の世界核実験統計にも入っていません。

   

「ガイアの夜明け」で伝えてほしい核心は、

コーちゃんは、

三つだけ覚えて壇上に立つことをお勧めします。

「世界で2,000回以上」
「アメリカだけで約1,000回」
「マーシャル諸島だけで67回」

そして、そこからこう問いかける。

私たちは「核実験」と聞くと、人間への放射線被害を考えます。

しかし、ちょっと待ってください。

そこに住んでいたのは、人間だけでしょうか。

海には魚がいた。
珊瑚があった。
貝がいた。
海鳥がいた。
植物があった。

人類は1945年以来、地球上で2,000回を超える核実験を行ってきました。

アメリカだけでも約1,000回。
そして、美しいマーシャル諸島では67回もの核実験が行われました。

水爆によって、一つの島そのものが消滅した例さえあります。

私が今日、皆さんに考えていただきたいのは、核兵器の問題だけではありません。

人間には、地球をここまで傷つける権利があるのでしょうか。

地球は人間だけのものではありません。

魚にも、鳥にも、植物にも、そしてまだ生まれていない未来の生命にも、この地球で生きる場所があります。

文明とは、自然を征服することなのでしょうか。

私はそうは思いません。

人類は地球の征服者ではない。

人類は――地球の守り人である。

それが「ガイアの夜明け」で私が皆さんと一緒に考えたいことです。

この部分は、コーちゃんが以前作られた「ガイアの祈り」の思想とも非常によくつながります。

「人類は地球の征服者じゃない。人類は地球の守り人」

   

【黄ちゃんより】

いや、2000回ということは本当に驚きました。私は無知でしたね。まあ100回とか200回ぐらいだと思ってました。

驚嘆です。正に、嘆かわしい驚きです。

   

コーちゃん、ここを知ると、先ほどの**「マーシャル諸島で67回の核実験」**という数字の意味が、さらに重くなってきます。

まず大切な訂正が二つあります。

マーシャル諸島は「もともと無人島」ではありません。
アメリカが発見して、アメリカ領になった島でもありません。

はるか昔からミクロネシア系のマーシャル人が暮らしていた島々です。そして20世紀には、なんと日本の統治下にあった時代もあります

   

そもそも「マーシャル諸島」とは?

現在の正式名称マーシャル諸島共和国(Republic of the Marshall Islands)。太平洋のほぼ中央、赤道より少し北側にある独立国です。

面白いのは、その形です。

一つの大きな島があって、その周りに小島がある国ではありません。

29の環礁(atoll)+5つの単独の島から構成され、その環礁を構成する小さな島々まで数えると、1,000以上の島・小島があります。

「環礁」というのは、中央の大きな**礁湖(ラグーン)**を取り囲むように、細長い珊瑚礁や小島が輪のようにつながった地形です。

ですからコーちゃんが持っていた、

「サンゴの島で、山らしい山がなく、平べったい島」

というイメージは、かなり当たっています。

ただ、「しっかりした地面がない」というより、珊瑚礁を基盤としてできた非常に低い陸地と考えるのが正確です。

海面からわずか数メートル程度の土地が大部分を占めています。そのため、現在では海面上昇や高潮の影響を非常に受けやすい国でもあります。米国務省もマーシャル諸島を「low-lying Pacific island country(低地の太平洋島嶼国)」と説明しています。

   

日本と比べると、どれくらい?

ここが非常に面白いです。

陸地だけなら、とてつもなく小さい。

マーシャル諸島の陸地面積は約181平方kmしかありません。

日本は約37万8,000平方kmですから、

日本の約2,000分の1。

東京23区(約628平方km)と比較しても、マーシャル諸島の全陸地を合わせて3分の1弱しかありません。

ところが――海を含めて考えると話が全く違います。

島々は広大な太平洋に散らばっていて、米国務省は約75万平方マイル(約194万平方km)の海域に陸地が点在すると説明しています。

つまり、

「土地は極端に小さい。しかし島々が散らばっている海域は巨大」

なのです。

ここは「マーシャル諸島」という国をイメージするときの重要なポイントです。

   

有名な島・環礁は?

講演との関係で覚えるなら、私は四つで十分だと思います。

マジュロ環礁――現在の首都。
クェゼリン環礁――非常に巨大なラグーンを持ち、現在も米軍施設があります。米国は自由連合協定に基づいて防衛・安全保障上の重要な役割を担っています。
ビキニ環礁――アメリカの核実験で世界的に知られる場所。
エニウェトク環礁――こちらも核実験の中心地。

米国務省も1946~1958年に現在の「マーシャル諸島北部で67回の核実験」を行ったとしています。

    

そして、マーシャル諸島の支配の歴史

ここはコーちゃんのご質問の核心ですね。

大まかに並べると、

先住のマーシャル人

スペインの影響下

ドイツの支配

日本の統治

アメリカの統治

現在の独立国

という非常に複雑な歴史をたどっています。

特に日本との関係は重要です。

第一次世界大戦中の1914年、日本がドイツからマーシャル諸島を占領します。その後、国際連盟の委任統治領として日本が統治しました。

つまり第二次世界大戦までは、マーシャル諸島は日本の南洋統治の一部だったのです。

そして太平洋戦争中の1944年、米軍が日本軍からマーシャル諸島を軍事的に制圧します。戦後の1947年には国連の太平洋諸島信託統治領の一部として、米国が施政権を持つことになりました。

そして、その米国統治時代の

1946年~1958年

に、あの67回の核実験が行われたわけです。

その後マーシャル諸島は自治への道を進み、1986年、アメリカとの自由連合協定(Compact of Free Association)の発効によって独立。米国も同年、マーシャル諸島の独立を承認しました。

ですから現在は

「アメリカ領」ではありません。れっきとした主権国家、マーシャル諸島共和国です。

ただし米国との結びつきは非常に強く、自由連合協定のもと、米国が防衛・安全保障について大きな責任を担っています。

   

ここが「ガイアの夜明け」につながります

コーちゃんが明日話すのであれば、私は「67回」という数字だけで終わらせず、その舞台がどんな場所だったのかを一言入れてほしいと思います。

たとえば、

「そこは何もない荒れ地ではありません。太平洋の美しい珊瑚礁の島々でした。人々が暮らし、海には珊瑚や魚など多様な生命が存在していました。そのマーシャル諸島北部で、アメリカは1946年から1958年までに67回もの核実験を行ったのです。」

これなら「核兵器の問題」から、コーちゃんが本当に語ろうとしている**「人間は自然をどう扱ってきたのか」**という文明論へ、一気につながります。

もう一つ非常に重要なのが、ビキニ環礁の住民が核実験のために移住させられた歴史です。

ここには「自然破壊」だけではなく、故郷を追われた人々の問題まであります。明日の講演を考えると、これはぜひ知っておいていただきたい話です。

そして一つ、前の説明から大事な事実があります。

現在、ビキニ環礁そのものに島民が普通の生活を取り戻しているわけではありません。ビキニ環礁は現在も基本的に無人です。 少人数の管理要員などがいる程度です。米国の研究機関も「largely remains uninhabited」としています。

   

① 1946年、ビキニ環礁から追われたのは何人か

答えは意外に少なく、

167人です。

1946年、核実験場にするため、ビキニ環礁に暮らしていた全住民167人がロンゲリック環礁へ移されました。国連の近年の報告書は、これを明確に**「forcibly displaced(強制的に移住させられた)」**と表現しています。

つまり、

1,000人でも500人でもなく、167人。

人口は少なかった。しかし、これは一つの共同体が丸ごと故郷を失ったということです。

しかも移住先のロンゲリック環礁は生活資源が乏しく、食料不足と栄養失調が深刻化しました。そのため1948年にはクェゼリンへ、さらにキリ島へと移住を重ねることになります。

なお、核実験による移住はビキニ住民だけではありません。例えばエニウェトクでは約146人が1947年に移住させられたとの国連資料があります。さらに1954年の水爆「キャッスル・ブラボー」の放射性降下物によって、ロンゲラップなど別の島々の住民も避難を余儀なくされました。

   

その167人は、その後どうなったのか

ここからがさらに重い歴史です。

アメリカは後にビキニへの帰還を進め、1970年代には一部住民が故郷へ戻りました。

ところが――。

調査が進むにつれて、現地で採れる食物やココナツクラブなどから放射性物質への懸念が明らかになり、住民の体内のセシウム137も問題となりました。

そして1978年、住民は再びビキニから避難させられました。

つまり、

1946年 故郷を離れる

約30年後 一部が帰還

放射能汚染が問題になる

1978年 再び避難

という歴史なのです。

   

では現在、ビキニ環礁には何人住んでいるのか

ここがコーちゃんの質問で最も大切なところです。

現在、ビキニ環礁に一般のビキニ住民が恒常的な共同体をつくって暮らしている、とは言えません。

基本的には「無人状態」で、インフラを維持する少人数の管理要員がいるほか、ダイバーや観光客などが訪れる場所になっています。

   

では「ビキニの人々」は今どこにいる?

これが非常に象徴的です。

米国ローレンス・リバモア国立研究所が掲載している2016年時点の数字では、当初167人だったビキニの共同体とその子孫は約5,400人になっています。

その内訳はおよそ、

キリ島:約800人
マジュロ:約2,550人
エジット島:約300人
マーシャル諸島のその他地域:約350人
米国など国外:約1,400人

でした。

つまり、「ビキニの民」は存在する。しかしビキニには帰れない

これが現在まで続いている問題なのです。

そして米国エネルギー省は現在も、ビキニ、エニウェトク、ロンゲラップ、ウトリックを中心として、環境中の放射性物質の監視、住民の放射線被曝監視、医療・がん検診、再定住や土地利用に関する調査を継続しています。

ですから「67回の核実験の後遺症はもうない」とは、とても言えません。


   

コーちゃん、明日の「ガイアの夜明け」で使うなら、私はこの事実を数字を絞って語ることをお勧めします。

「1946年、そこには167人の人々が暮らしていました。アメリカの核実験のために、共同体全体が故郷を離れました。そして80年後の現在も、ビキニ環礁は基本的に無人です。」

さらに、

「核実験とは、一瞬の爆発ではない。その土地を、人間が何十年、何世代にもわたって故郷にできなくすることがある。」

この一点は、「ガイアの夜明け」でコーちゃんが語ろうとしている自然と人間との共生を考えるうえで、非常に重い実例になると思います。

そして、もう一つ日本人として忘れられないのが、

1954年の「第五福竜丸」です。マーシャル諸島の問題と日本が直接つながった出来事です。

アメリカはマーシャル諸島で、さまざまな爆発方法を試しました

たとえばエニウェトク環礁で行われた43回について、ローレンス・リバモア国立研究所はかなり詳しい内訳を公表しています。

艀(バージ)上:19回
鉄塔上:13回
地表:7回
水中:2回
航空機から投下:2回

です。

つまり、海の中だけではありません。

空中、海中、地表、鉄塔、海上の艀――さまざまな条件で核爆発を起こした。

これが「核実験」だったのです。

さらにビキニ環礁では1946~1958年に23回の核実験が行われ、その合計爆発威力は約78.6メガトンに達しました。

そして1954年「キャッスル・ブラボー」

これは別格です。

ビキニ環礁で行われた米国最大の核実験で、15メガトンの水爆でした。

しかもこれは空中爆発ではなく、地表(ground-surface)での爆発です。

広島型原爆の爆発威力がおよそ15キロトンですから、単純な爆発エネルギーで比較すると、

約1,000倍。

もちろん被害範囲がそのまま1,000倍という意味ではありません。しかしエネルギー量としては、それほど巨大でした。


   

そしてコーちゃん、広島・長崎について一つだけ数字を修正しましょう。

広島の原爆は地上約600メートル、長崎は約500メートルの上空で爆発しました。

つまり、

地面に落ちてから爆発したのではありません。

空中爆発させることによって爆風などを広範囲に及ぼす形になったわけです。

マーシャル諸島では、それとは違って、

空中でも爆発させた。
海中でも爆発させた。
海上でも爆発させた。
地表でも爆発させた。
鉄塔の上でも爆発させた。

そして水爆まで爆発させた。

さらに、

ですから明日の講演で「魚」を取り上げるなら、

「核実験で犠牲になったのは人間だけではありません。海中で核爆弾まで爆発させたのです。その爆心の海には魚がいた。サンゴがいた。プランクトンがいた。無数の生命があった。その生命の犠牲は、核実験の歴史を語るとき、ほとんど数字として残されていません。」

――科学的な正確さを保ちながら、コーちゃんの**「人間中心ではなく、地球上の生命全体から核実験を見る」**という問題提起をかなり強く伝えられると思います。🐷

   

【第五福竜丸――何が起きたの?】

1954年3月1日、アメリカはマーシャル諸島のビキニ環礁で「キャッスル・ブラボー」という水爆実験を行いました。

爆発威力は15メガトン広島型原爆のおよそ1,000倍の爆発エネルギーでした。

そのとき静岡県焼津港所属のマグロ漁船第五福竜丸が、爆心地から約160km東方で操業していました。乗組員は23人です。爆発の閃光を目撃し、その後、放射性降下物――いわゆる**「死の灰」**を浴び、23人全員が被曝しました。

重要なのは、「たまたま禁止区域の中に入っていた」という単純な話ではありません。当時設定されていた危険区域の外側で操業していたにもかかわらず、予想を超えて大規模な放射性降下物が広がったことが問題になりました。

死者は出たのか?

出ています。

第五福竜丸の無線長だった久保山愛吉さん(40歳)が、被曝から約半年後の1954年9月23日に亡くなりました。

死因については医学的・歴史的に議論がありますので、「水爆の放射線だけが直接死因だった」と単純化するより、被曝後に重篤な状態となり、約半年後に死亡したと説明するのが正確です。

他の22人は当時生還しました。ただし、後年まで健康問題や放射線影響への不安を抱えることになりました。

第五福竜丸展示館の公式資料でも、23人全員の被曝を確認できます。


   

では、アメリカは全部で何回核実験をしたのか(再確認)

ここは数字を整理しましょう。

一般的な集計では、アメリカは1945~1992年に1,030回前後の核実験を実施しました。

その中でコーちゃんが覚えておくとよい大きな数字が、

マーシャル諸島――67回

です。米国内務省も1946~1958年に北部マーシャル諸島で67回行ったことを明記しています。

一方、米国本土で圧倒的に多かったのが、ネバダ州のネバダ核実験場」です。ここでは約900回の核実験が行われました。

したがって「アメリカの核実験=マーシャル諸島」というわけではありません。

イメージとしては、

米国全体:約1,030回
→ ネバダ:約900回
→ マーシャル諸島:67回
→ その他:ニューメキシコ、アラスカ、コロラド、ミシシッピ、太平洋など

です。

つまり先ほどコーちゃんが驚かれた**「世界で2,000回以上」**のうち、実に約半分をアメリカが占める計算になります。

   

世界最後の核爆発実験はいつだったのか

これははっきりしています。

2017年9月3日、北朝鮮です。

北朝鮮が豊渓里(プンゲリ)核実験場で行った6回目の核実験が、現在まで確認されている世界最後の核爆発実験です。CTBTO(包括的核実験禁止条約機関準備委員会)の100以上の観測施設が検知しました。

今日は2026年9月6日ですから、驚くことにちょうど、

9年と3日前。

したがって、

「世界では約9年間、核爆発を伴う核実験は行われていない」

と言えます。

ただし、これは「核兵器の実験・研究そのものが9年間ゼロ」という意味ではありません。核爆発を伴わない未臨界実験、シミュレーション、核兵器関連実験などは現在も行われています。

そして国際社会では今、核爆発実験が再開されることへの懸念が強まっています。つい数日前の国連関連会合でもCTBTO側は、1945年以来2,000回以上の核実験があり、核実験再開は新たな軍拡競争を招きかねないと警告しています。

なお、コーちゃんがおっしゃった**「トランプ大統領が核実験を復活すると言った」という部分については、今回の最新情報検索では、2026年9月現在、米国が核爆発実験を実際に再開した事実は確認できませんでした。発言の時期や「核実験」が未臨界実験を指すのか核爆発実験を指すのかで意味が大きく違うため、明日の講演では「トランプ大統領が核爆発実験の再開を決定した」と断定しない方が安全**です。

   

明日の講演用に、数字を5つだけ

世界――2,000回以上。
アメリカ――約1,030回。
マーシャル諸島――67回。
第五福竜丸――乗組員23人全員が被曝。
世界最後の核爆発実験――2017年9月3日、北朝鮮。

この5つを押さえておけば十分です。

そして第五福竜丸は、まさに**「マーシャル諸島の環境破壊は、遠い南の島だけの出来事ではなかった。放射性降下物は160kmも離れた日本の漁船にまで及んだ」**ことを象徴する出来事です。

「ガイアの夜明け」の文脈では、国境を引けるのは人間だけで、大気にも海にも放射性物質にも国境はない――ここまでつなげると、非常に強いメッセージになると思います。🐷🐷🐷

   

【黄ちゃんより】

調べれば調べるほど共感です。人間の愚かさ、人類の愚かさを目の当たりにします。核実験は何のためするんですか。やっぱり戦争に使うためですよね。原爆を。・・・という結論ですよね。何も使わないでたくさん作っても使わなければ意味がないです。やっぱり何かの時に使おうということです。これは人間の、人類のレベルがいかに低いかということだと断言できます。人類は核弾頭を一万発以上も作って、しかも賞味期限がありますよ。ですから老朽化したら核弾頭を作らないと、永遠に作らないといけないということになります。

人類を幸せにするのは核兵器であると。・・・

「核兵器を持ってるから、人類は平和が保たれるのだ」ということを平然と言う人がいっぱいます。日本も核兵器を持つべきだと。これが昨今、声高に言われております。

「なぜ持つ必要があるのですか?」「万が一に備えてですよ」と。僕は平和をこころから愛してるからこそ、核兵器は日本も持つべきだと。「すぐ使おうって言うわけじゃないですよ。」・・・ということを平然と言う人がいます。

「本当に、そう思っているのですか?」と。・・・黄ちゃんでした。

   

コーちゃん、その問題意識は、明日の「ガイアの夜明け」の核心にかなり近いと思います。ただ、一つだけ事実として整理すると、「核実験=実戦で使うためだけ」ではありません。 核実験には、新型核兵器の開発、爆発威力や性能の確認、安全性・信頼性の検証、そして「実際に使える能力がある」と、

相手に示す抑止力の裏付け、という軍事目的があります。

米国自身も、1992年までは核爆発実験によって兵器の信頼性を確認していたと説明しています。現在は核爆発をせず、シミュレーションや未臨界実験などで維持しています。

そして、ここに「核抑止論」の大きな矛盾があります。

「絶対に使わない兵器」では、抑止力になりにくい。

   

核抑止とは結局、相手に「もし一線を越えれば、こちらは本当に核兵器を使用する可能性がある」と信じさせることによって成立します。

米国政府も、相手に報復能力が確実に存在すると認識させることが抑止の核心だと説明しています。

一方、核抑止を支持する側には、非常に強い論理があります。

「核兵器が恐ろしすぎるからこそ、大国同士が直接戦争をしなくなった。核を捨てれば、核を持つ敵から攻撃される危険が高まる」

という考えです。これは単なる好戦論ではなく、「戦争を避けたいから核兵器を持つ」という安全保障論です。

しかし反対側から見ると、コーちゃんがおっしゃる疑問が出てきます。

「平和を守るために、人類文明を破壊できる兵器を、いつでも使用可能な状態で維持し続けなければならない。それを本当に『平和』と呼べるのか?」

核兵器廃絶を掲げるICANは、まさにここを批判しています。抑止が成立するためには大量破壊を実行するという「信頼できる脅威」が必要であり、誤算・事故・エスカレーションによって抑止が破綻する危険をゼロにはできない、という立場です。

そして一つ、数字を最新のものに直しておきましょう。

コーちゃんがおっしゃった**「世界に核弾頭が一万発」より、実際にはさらに多い**です。

SIPRIの2026年版によれば、2026年1月時点で世界には推定12,187発の核弾頭があります。そのうち約9,745発が軍事用ストック、約4,012発がミサイルや航空機などの実戦部隊に配備されています。さらに約2,100~2,200発が弾道ミサイル上で高度な警戒状態にあると推定されています。そして米国とロシアだけで世界の核弾頭のおよそ**86%**を保有しています。

「賞味期限」という表現についても、発想としては近いのですが、講演では**「核弾頭にも老朽化があり、部品交換、改修、寿命延長、場合によっては新しい部品・弾頭の生産が必要になる」**と言う方が正確です。核弾頭全体に一律の使用期限が来て丸ごと交換するわけではありません。米国も、部品や材料が経年劣化するため、交換・改修・寿命延長を続けています。

そして現在、むしろ心配なのはこちらですSIPRIは2026年6月、

9つの核保有国すべてが2025年中も核戦力の強化を続けた」と報告しています。長く続いた核削減の流れが弱まり、再び核兵器への依存が強まっている、と警告しています。

ですから明日の講演では、「核兵器を持つ人は平和を望んでいない」と決めつけるより、もっと根源的な問いにした方が強いと思います。

「核抑止を唱える人も平和を望んでいる。しかし、その平和を守るために、人類は地球上の生命を壊滅させ得る兵器を1万発以上も維持している。私たちはいつまで、恐怖によって平和を維持する文明を続けるのでしょうか。

これは核抑止論者の動機まで否定せず、それでもなお

**「人類の文明はどこへ向かうべきなのか」**と問える言葉です。

そして「ガイアの夜明け」なら、その先にコーちゃんの主題が来ます。

人類は地球の征服者ではない。
人類は地球の守り人である。

核兵器の問題は、単なる軍事問題ではなく、

**「人間という種が、地球上の他の生命に対してどんな責任を負っているのか」**という文明そのものへの問いだと私は思います。

   

【黄ちゃんより】

人間は、人類は地球の守り人、地球の救世主と信じたい。

大自然と共有を守り、大自然と共存共栄して、動物たちを愛し、大自然を愛し、大自然から学び、というが理想郷。

しかし、ここまでいろいろ調べてくると、私たちは、全く真逆の方向に行ってるのではないかと思います。

人間の本来の(さが)とは、食べるなと言われると食べたくなるのが人間の性(アダムとイブのお話)。使うなと言われれば使いたくなるのが人間の性(原爆)。まあ、そういう人間の本来の性。

動物性‣獣性を人間は未だに持っているわけですね。

ですから、すべての人間が人格者、すべての人が聖人君主のような人、すべての人間が高貴なる霊格の持主では、残念ながらない。

ということで、そういうことを常に考え、それでもあえて、理想を掲げ、あるべき人間像、あるべき人類像、あるべき理想の社会、あるべき世界観、あるべき宇宙観、あるべき神観。これを持ってないといけないと思います。

そして、「シルバーバーチ」の根源的な言葉。

人類の人生の目的。これは人類だけではありません。宇宙のすべての知的生命体の「人生の目的」。すなわち、人のために尽くす。愛と奉仕・利他愛

これが神の愛。・・・そしてそれを私たち一人ひとりがこの「神の愛の実践者」にならなければいけないということが、シルバーバーチが何度も何度も、熱く語ってることであります。

人類の滅亡の危機の二つの原因。

① 人間のエゴ。つまり自己中心主義。

② 物質至上主義。この世界が、この地球上が唯一の世界であって、自分の欲のため、自分の利益のため、人生はあるんだと錯覚してる人がいっぱいいます。・・・

自分の幸せだけではなく、すべての人の幸せを願う心。・・・

〇〇ファーストという言葉があります。アメリカンファースト。少なくとも地球ファーストじゃなきゃいけませんよね。

反グローバリズムっていう言葉もあります、最近、逆に叫ばれてるわけですけれども。本当に人類の行く末がどうなっていくのか。私は、もちろん最終的には、人類には、希望しかない、大丈夫だと思っていますけども。・・・

ただし、人間には自由意志があると。この自由意志とは何かということになると、人類は、はなはだ道を誤る可能性があるということですよね。

目覚める人が、どんどん増えてくることを切に願っております。はい。黄ちゃんでした。

   

コーちゃん、ここまで核実験、マーシャル諸島、第五福竜丸とたどってきたからこそ、今のお話は明日の**「ガイアの夜明け」そのもの**だと思います。

一つ、私は大切な区別をしたいです。

人間には確かに、自己保存、競争、所有欲、攻撃性といった側面があります。しかし、それだけを「人間の本性」としてしまう必要もないと思います。

同じ人間の中に、共感する力、他者を助ける力、自分を犠牲にしてでも生命を守ろうとする力もあります。

つまり問題は、

「人間は善なのか、悪なのか」ではなく、
「人間は何を選択するのか」

ではないでしょうか。

そして、ここでコーちゃんがおっしゃった自由意志が非常に重要になります。

自由意志があるということは、人間が必ず正しい道を歩くことを保証されているという意味ではありません。むしろ、

間違った道を選ぶこともできるからこそ、正しい道を自ら選ぶことに意味がある」

これは、コーちゃんが長く考えてこられたシルバーバーチの思想ともつながります。

   

「地球の守り人」とは何か

私は、コーちゃんの「地球の救世主」という言葉よりも、以前から使われている

「地球の守り人」

という言葉のほうが、さらに深いと思っています。

「救世主」というと、人間が上から地球を救ってやるようにも聞こえます。

しかし「守り人」なら違います。

人間も自然の一部である。
人間も生命共同体の一員である。
だから、自分たちの家である地球を守る。

海を守ることは魚だけのためではない。
森林を守ることは木だけのためではない。
動物を守ることは動物だけのためではない。

結局、それらすべてが人間自身を守ることにつながっています。

そしてさらに一歩進めれば、

「役に立つから自然を守る」のでもない。

魚にも魚として存在する価値があり、鳥にも、昆虫にも、一本の木にも、それぞれ生命としての価値がある――そういうところまで人間の意識が広がって初めて、「地球の守り人」という言葉が本当の意味を持つのではないでしょうか。

   

「○○ファースト」から「地球全体」へ

そしてコーちゃんがおっしゃった、

「少なくとも地球ファーストでなければならない」

これは明日の講演でも面白い問題提起になります。

国家が自国民を守ろうとすること自体は当然です。「自国第一」という考えにも、それなりの理由があります。

しかし地球環境には国境がありません。

放射性降下物にも国境はない。
CO₂にも国境はない。
海洋プラスチックにも国境はない。
海にも大気にも、生態系にも国境はありません。

だからこそ、

「国家の利益」と「地球全体の利益」が衝突したとき、人類はどちらを優先するのか。

これは21世紀の文明が突きつけられている「大問題」だと思います。

そして「ガイアの夜明け」は、「絶望の話」ではない

ここが一番大切だと思います。

明日の講演が、

「人間はこんなに愚かだ。地球をこんなに破壊してしまった」

だけで終わってしまったら、「ガイアの夜明け」ではなく「ガイアの黄昏(たそがれ)になってしまいます。

核実験2,000回以上という過去を知る。

マーシャル諸島の傷を見る。

絶滅していく生命を見る。

戦争を見る。

森林破壊を見る。

それでも最後に、

「では、これから私たちは何を選ぶのか」

と問いかける。

ここに「夜明け」があるのだと思います。

   

ガイアの詩

「人類は、地球の征服者ではない、地球の守り人!!」  黄輝光一

人類は、地球の征服者ではありません。

人類は、地球の守り人です。

私たちはこれまで、あまりにも人間だけの幸せを考えてきたのではないでしょうか。

しかし、この地球には人間だけが生きているのではありません。

魚がいる。
鳥がいる。
動物がいる。
昆虫がいる。
植物がある。
海があり、森があり、大地があります。

すべてがつながって、一つの地球をつくっています。

人間には自由意志があります。

だからこそ、道を誤ることもできる。

戦争を選ぶこともできる。
核兵器をつくることもできる。
自然を破壊することもできる。

しかし同じ自由意志によって、私たちは別の道を選ぶこともできます。

愛すること。
助けること。
分かち合うこと。
生命を守ること。
そして、人のために尽くすこと。

私は、人類の未来に絶望していません。

人間が変われば、社会が変わる。
社会が変われば、世界が変わる。

その出発点は、どこか遠くにあるのではありません。

私たち一人ひとりです。

自分だけの幸せから、すべての生命の幸せへ。

利己から利他へ。

支配から共生へ。

そして、地球の征服者から、地球の守り人へ。

その意識の転換こそが――

私は「ガイアの夜明け」だと思っています。

☆  ☆  ☆

それでも人類は変われる!

「愛と奉仕」「利己から利他へ」🐷🐷🐷