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告白~よみがえれ魂~

告白~よみがえれ魂~

いつもの人

黄輝光一 すがすがしい朝、小鳥の声で目が覚めた。窓を開けると、前の家の満開の桜の木の周りに、二羽のメジロが、円を描くように仲睦まじく追いかけっこをしている。すると、真向かいに住んでいる90歳の早起きおじいさんが、愛猫を左手に抱いて庭に出てき...
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踊り子

第一話 永遠の踊り子僕の毎日は、無機質で始まります。無味無臭、無感覚、沈黙、その繰り返しです。毎日、毎日、目の前にあるのは『白いキャンパス』です。その白い無機質の空間を、幾何学模様で埋め尽くすのが僕の毎日の仕事です。設計図。会話や折衝や、説...
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夏のセミ(ピンコロ地蔵)

黄輝光一告白~よみがえれ魂~に掲載したエッセイ風小説です。(コールサック社)真夏の信州の佐久市のお寺で突然死の友人の葬儀がおこなわれた。享年65才さぞかし無念だっただろう。年齢的に見れば早死の範疇に入るのだろうが、一番の無念は年金をもらわず...
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青年の苦悩(もし10億円当たったら)

黄輝光一小説『告白~よみがえれ魂』の中の短編小説です。ここはR物産株式会社の本社、社員食堂。さすがに日本のトップ企業です、もはや食堂というより高級レストラン、200坪はありそうな食堂は隣の会話が筒抜けになるような窮屈さはみじんもありません。...
告白~よみがえれ魂~

動物たちに愛を!(ベジタリアン部長)

黄輝光一『告白~よみがえれ魂~』の中の短編小説です。ライバル会社である、タカホ食品の豚肉加工偽装問題が発覚。当社「丸東ハム」に大チャンスが訪れた、それに伴い丸東ハム(株)は今期の食肉計画の大幅な見直しが進められ、人事異動も行われた。増豚の具...
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【解説】小説『告白~よみがえる魂』(著者:黄輝光一) 究極の生命力が光る場所

〈解説者:佐相憲一〉生きぬくことがすべて医師に見放された脳で書いた奇跡の出会いの物語あなたの魂に語りかける珠玉の短編集ちょっと立ち寄ってみませんか、人生の喫茶店この帯文からさらに突っ込んで書いてみましょう。この物語の出どころは、不死鳥の生死...
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白樺のハイジ

黄輝光一この小説は、『告白~よみがえれ魂~』に掲載しているロマンチックなファンタジー小説です。全ページを掲載いたします。私が20才の時、長野県の郷里から「白樺湖」に行ってきました。車山高原のすがすがしい空気のなかを散策し、翌日は、白樺湖から...
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守護霊の涙(ハリウッドスターの大罪)

ヘッケン・Rは、1960年代のハリウッドの大スターだった。一時期、不動産で大儲けし3千億円を超える大資産を築いた人物である。そのヘッケンも、晩年はやりたい放題のツケが回って、酒とドラックに溺れ1998年、62才の短い生涯を終えた彼は、死亡後...
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占い師 銀子

時は平安朝(西暦800年)陰陽師『銀子』の叶わぬ想いが1200年の時を超えて現代によみがえる。この小説は、『告白~よみがえれ魂~』に掲載している傑作短編小説です。今回、全ページ掲載いたします。 目の前に、占い界の重鎮、女占い師がいた。その圧...