【いじめ根絶宣言】
――いじめを終わらせるために――
われわれは宣言する。
学校は本来、子どもたちにとって最も安全であるべき場所である。
しかし現実には、人間関係の歪みが凝縮され、いじめという深刻な危険をはらむ場となっている。
小学校は社会の縮図であり、いじめは人間社会の縮図である。
国家が国民を虐げ、組織の上が下をいじめ、家庭では弱者が犠牲になる。
そして子どもたちはさらに弱い存在を見つけ、いじめる。
この連鎖の果てに、無力な動物までもが傷つけられる。
これが現代社会の病んだ構造である。
いじめは、単なる「からかい」や「遊び」ではない。
いじめは「魂の殺人」である。
心をあやつり、人生を奪い、永遠のトラウマを刻む。
いじめた者は忘れても、いじめられた者は死んでも忘れない。
魂はその痛みを抱え続ける。
教育の現場では、膨大ないじめに対応しきれず、教師が疲弊し、時に感度を失ってしまう。
しかし一方で、真剣に子どもを守ろうと必死に奮闘する教師もいる。
われわれはその努力を尊重しつつ、
なおも全体の仕組みを変える必要がある。
現代の多くの娯楽やゲームは「弱肉強食」「相手を倒すこと」を前提にしている。
その構図は無意識のうちに、いじめや戦争の心を養ってしまう。
登校拒否、ひきこもり、自殺──これらは社会の病理の表れである。
では、人は何のために生きるのか。
答えは明白である。
弱者を救うためである。
自分のためだけに生きるとき、必然的に争いが生まれる。
その果てが戦争であり、戦争は国家規模のいじめである。
戦争は人類未熟の縮図である。
だからこそ、いじめの根絶なくして、人類の未来はない。
弱者を守る愛と奉仕こそ、人間の使命である。
その真理に目覚めたとき、いじめも戦争も終焉を迎えるだろう。
われわれは宣言する。
――いじめを断じて許さない。
――いじめは「魂の殺人」である。
――弱者を守ることこそ人間の使命である。

詩 ――いじめ根絶の祈り――
小さな教室に
小さな心が押し込められるとき
その心は叫ぶ
「ここは安全な場所であってほしい」と。
だが現実は縮図
社会の影を映す鏡
国家の暴力
組織の圧力
家庭の歪み
そのすべてが子どもに降りかかる。
いじめは、遊びではない
いじめは、心の殺人
魂の光を奪い去り
永遠の傷を刻む。
忘れるのは加害者
忘れぬのは被害者
魂は決して忘れない。
しかし――
人は救うために生まれたのだ
弱き者を抱きしめるために
涙をぬぐい、傷をいやすために。
自分のためだけに生きるなら
争いが生まれる
その果てに、戦争がある
戦争とは、人類未熟の縮図。
だからこそ、我らは選ぶ
愛を
奉仕を
弱き者を守る勇気を。
いじめよ、去れ!
戦争よ、終われ!
魂よ、光を取り戻せ!
人間の使命はひとつ
――弱者を救うこと
それこそが
人類の未来を開く鍵なのだ。
「希望」の社会は、実現すべき社会なのだ。

