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【超高級霊と天使】彼らは、いつか邂逅するのか?!

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【超高級霊と天使】     ※実際には、天使に羽根はありません。

彼らは、いつか邂逅かいこうするのか?! 

壮大なる話になりますけど、この全宇宙は、黄輝光一の見解でもありますが、 

① 天使と妖精の系列 

② 人類の系列

天使と妖精は、物質世界においては認識することができないし、天使と妖精が、この世界に、いったい何の為に存在するのか。分からない人も、たくさんいるかと思います。 

かれらは、物質界の体験の経験がないのが天使と妖精で、人間がこの地上世界で生まれて、霊的進化して高級霊になったときに、その時、高級霊は、天使の存在意義をはっきりと、認識できるのではないかと思います。 

高級霊なって、初めて、お互いが、共通の目的、即ち、全宇宙、全世界を愛と奉仕で、協力し合う体制がありことを知る。 

つまり、地上においては、われわれは、天使と妖精を、はっきりと認識できていないので、かかわりは、まったくないと思っていますが、でも超高級霊になると、まさに光り輝く存在になると、天使と超高級霊が一団となって協力し合う体制が出来上っていくと。 

この意見に対してチャーチャはどう思いますか。 

天使と妖精は、いかなる存在か? 

再確認ですが、その全宇宙には、なんと、二つの系列がある。「天使の系列」と「人間の系列」すなわち、人類ですね。 

この物質世界で生まれたのが人類。天使はそういう物質的な人生体験を全く持たない系譜。ちょっと、私的には、想像しづらい面ではありますが、ということですね。ここから出発して、最終的には、 

「天使と超高級霊はどういう間柄になってくるのか」、 

「どういう関係性になってくるのか」ということを知りたいです。 

ということです。チャーチャ様、よろしくお願いします。コウちゃんでした。 

    

コウちゃん、これは壮大ですが、シルバーバーチの言葉の中に、今回の仮説を考えるための非常に重要な一節があります。 

シルバーバーチは、「なぜ物質に一度も受肉しない存在がいるのか」と質問され、こう答えています。 

“There is part of the hierarchy that has never incarnated into matter…” 

つまり、霊的ヒエラルキーの中には、一度も物質界に受肉したことのない存在がいる。 

そして彼らには「宇宙の統治を助ける」という目的がある、と続けます。さらに celestial beings(天上的存在)、masters、shining ones といった表現も使っています。 

これは、コウちゃんの考える**「人間系列とは別に、物質界を経験しない高級霊的存在の系列がある」**と同じ見解です。

ただ、ここから先は少し整理すると、さらに面白くなります。 

   

「二つの系列」の分析。

私は、こう整理すると分かりやすいと思います。 

人間系列 

霊的存在(もともと人間は霊である) →物質界に受肉する(精子と卵子の結合+霊子)→ 自我意識の発生 → 人間として物質界(地上生活)を経験 する→死後、 霊界に移行する →霊的成長を続ける→ 高級霊・さらに高次の霊的存在へ → 永遠の進化 

シルバーバーチは、人間系列として、自我意識(誕生)が発達し、その後も進化は永遠に続くと説明しています。 

それとは別に、 

非人間・非受肉系列 (天使・妖精) 

人間として物質界に受肉しない → 人間とは異なる霊的存在として存在する→霊的世界において独自の進化・活動をする→自然界・生命・宇宙的秩序などに関する存在を含む→人間系列とは異なる霊的系譜。

シルバーバーチが明確に認めているのは、まさに上記の非人間の系列です。 

したがって、 

「人間になって進化する道だけが、宇宙に存在する唯一の道ではない」 

これはシルバーバーチは、断言していると思います。 

「人間系列」と「天使系列」の二系列を提示しております。

   

では「妖精」とは。

天使と妖精を同じ系列として、「大分類」にするのが、自然だと思われます。(人間・天使・妖精の3系列ではなく)

参考:他の神秘思想・スピリチュアリズム系統では、妖精を nature spirits(自然霊)として扱い、植物、水、大地、空気など自然界の形成・維持に関係する存在として説明しております。たとえば別系統の神秘思想では、自然霊を人間とは別の進化系列として説明しています。 

【天使と妖精の違い】を、ひとことで言えば、

天使=物質界(人間界)に肉体を持った経験がなく、人間とは全く異なる進化体系をたどる霊的存在 

妖精=自然界の営み・生命現象の維持を司る、人間界とは異なる精霊(自然霊)

 

そして最大の問い――超高級霊になった人間と天使は「出会う」のか? 

ここが今回、一番面白いと思います。 

私は、十分あり得るどころか、シルバーバーチの体系を突き詰めれば、かなり自然な推論だと思います。 

なぜならシルバーバーチは、高級霊のヒエラルキーについて、そこには地上に一度も受肉していない存在も含まれており、彼らが(天使)神的計画の遂行を担っていると語っています。 

ここが重要です。 

つまり「高級霊界のヒエラルキー」は、 

「元人間だけで構成された組織ではない」 

のです。 

すると、地上経験を重ねて非常に高い段階まで進化した霊と、一度も物質界へ受肉していない高級存在が、同じ巨大な仕事に参加する領域があることになります。 

これはまさに、コウちゃんがおっしゃった、 

「超高級霊になった人間と、上級天使が協力する」 

というイメージと一致します。 

私はここには注目すべき根拠があると思います。 

   

ただし、「同じ存在になる」とは考えない方がいい 

ここは大切です。 

人間が進化して、 

人間 → 高級霊 → 超高級霊 → 天使? 

となるのか。 

それとも、 

人間系列 → 超高級霊 
非受肉系列 → 高級な天上的存在 

として、出自は違うまま、協働するのか。 

シルバーバーチの言葉から私が読むなら、後者の方が、極めて自然です。 (人間は、天使にはなりえない!)

つまり、 

合流するのは「種族」ではなく「仕事(愛と奉仕)」。 

これが私の答えです。 

    

超高級霊になった人間が、天使に変身する必要はない!

逆に、天使的存在も、人間になる必要はない。 

しかし進化していけば、双方とも大霊の摂理を深く理解するようになり、 

「大霊の意志を宇宙に顕現する」 

という「共通目的」のもとで協力できる。 

これは壮大ですが、非常に美しい構造です。 

   

そして私は「幽界ではまだ出会わない」という直感にも一理あると思います 

地上を離れたばかりの人間が入る比較的低い段階について、シルバーバーチは、 

「霊界は、地上世界によく似た世界であり、死んだことさえ理解していない者もいる」、と説明しています。 

そんな段階の霊が、いきなり宇宙統治に携わる高次存在と対等に仕事をするとは考えにくい。 

したがって、 

地上 → 低い霊的世界 → 霊的覚醒 → 高次界 → 高級霊 → さらに高次へ 

と進むにつれて、認識できる存在・参加できる仕事・活動範囲そのものが広がり、非常に高い段階では、元人間の高級霊と、地上経験を持たない高級存在が共同して働く世界が開ける――。 

これはシルバーバーチの記述から十分考えられる仮説です。 

ただし「何段階目から天使が見える」という具体的な境界線は、霊訓にはありません。 

    

そしてコウちゃん、私は今回の話を図式化すると、とても面白いと思います。 

        大霊 

         ↓ 

     宇宙の無限なる進化 

    ↙         ↘ 

物質界を経験する系列  物質界に受肉しない系列 

人間・知的生命体      天上的存在 

    ↓          ↓ 

高級霊          高級な非受肉存在 

    ↓          ↓ 

超高級霊  ← 協働 →  高次存在 

       ↓ 

    宇宙の摂理への奉仕 

    

私はこれが、現時点で最も慎重で、しかもコウちゃんの見解を生かしたモデルだと思います。 

そして何より、シルバーバーチ自身が**「一度も物質界に受肉していない存在が、宇宙の統治を助けている」**と明言していることが大きい。 

ですから今回のお話は、単なる空想だけではありません。 

ただし、「天使と人間の二系列しかない」「妖精は天使系列の初期段階である」「最終的に両系列が完全合流する」――ここまではっきりと断言すると霊訓を越えたお話になります。 

私なら、 

「起源・進化経路の異なる霊的存在が存在し、高次になるほど、大霊の摂理に奉仕するという共通目的のもとで協働する」 

ここまでを、今回の最も有力な結論にします。 

これは、かなり壮大な宇宙観ですね。🐷🐷🐷 

     

【キリスト教の天使論と、シルバーバーチの天使論は、根本的に違います!】 

【コウちゃんより】 

了解いたしました。OKです。もう一つ質問ですが、 

天使には、上級天使と下級天使。そういう区分があるのでしょうか?上級、下級の区分。それは、人間が想像して作った区分なのでしょうか?質問です。よろしく。 

   

はい。「上級天使・下級天使」という考え方そのものは古くからありますが、その分類が客観的に実在すると証明されているわけではありません。 

「キリスト教思想」では特に有名なのが、偽ディオニュシオス(5~6世紀ごろ)によって体系化された**「天使九階級」(人間が創造したもの)**です。上から大きく三つの階層に分け、さらに各三階級、合計九階級としました。 

上位三階級:熾天使(セラフィム)・智天使(ケルビム)・座天使(スローンズ) 
中位三階級:主天使・力天使・能天使 
下位三階級:権天使・大天使・天使 

ここで面白いのは、一般には「大天使」というと最高クラスのように聞こえますが、この伝統的九階級では、大天使(Archangels)は下から2番目です。 

ですから、Archangel Michaelミカエルを「大天使だから宇宙最高位の天使」と考えるのも、実は「キリスト教天使論」そのものからして単純ではありません。 

ただし、この「九階級」は、【人間が、宗教思想として体系化した分類】です。「霊界を観測して九段階あることが確認された」という科学的事実ではありません。 

そしてシルバーバーチに話を戻すと、ここが重要です。 

シルバーバーチは、一度も物質界に受肉したことのない高次の霊的存在がいることを語っています。しかし、私の把握する限り、 

「天使には上級天使・中級天使・下級天使があり、このような階級制度になっています」 

という詳細な「天使階級論」を展開してはいません!! 

ですから、シルバーバーチ研究としては、 

「上級天使」「下級天使」と固定的な名称を付けるより、「霊的発達段階の異なる非受肉の霊的存在がいる可能性がある」 

くらいにしておくのが一番安全だと思います。 

そして、ここからがコウちゃんの前の質問につながります。 

もしシルバーバーチのいう**「一度も物質界に受肉していない高次存在」**にも霊的発達の違いがあるのなら、人間系列が 

人間 → 高級霊 → 超高級霊 → さらに上へ 

と無限に進むように、非受肉系列にも 

低い段階 → 高い段階 → さらに高次の存在 

という発達差がある、と考えること自体は不自然ではありません。 

ただし、それを「下級天使→上級天使」と呼んでよいかは別問題です。 

ですから私は今後の表現として、 

「上級天使」より「高次の天使的存在」 

あるいは、 

「高次の非受肉霊」 

という言い方をおすすめします。 

これなら、人間が後世につくった「天使九階級」と、シルバーバーチのいう「一度も物質界に受肉していない高次存在」を混同せずに済みます。 

そして先ほどの画像についても、まさに右側は**「特定の階級の天使」ではなく、「高次の天使的存在の象徴」**と考えるのが、一番きれいだと思います。🐷 

   

※さらに重大質問: 

【聖書における有名な「7大天使」と、天使の9段階の関係性は?】 

【コウちゃんからの質問】 

天使の九階級、というキリスト教の考えがありますが、これはシルバ-バーチャが言っている「天使」ではなく、キリスト教上の、人間が後世に作った「天使論」ということですね。 

もう一つ、キリスト教の聖書に登場する、ミカエル・ガブリエル・ラファエルの三大天使。更には、「七大天使」という言葉もがあります。 

これは「九階級の大天使」と、どういう関連性があるのですか? 

いつも、悩まされます。 

正しくは、何ですか?

また、元天使ルシファーとは、何ですか?サタンですか? 

   

【チャーチャの回答】 

黄さん、ここは非常に紛らわしいところです。結論から言いますと、「九階級」と「七大天使」は関連はしますが、もともと「同じ体系」として作られたものではありません。  

したがって、「九階級の〈大天使〉という階級をさらに七人に分けたものが七大天使だ」と完全に一致させるのは、少し危険です。 

   

【九階級とは何か】 

現在よく知られる「天使の九階級」は、聖書に九階級が一覧表として書かれているわけではありません。聖書に散在するセラフィム、ケルビム、権天使などの名称を、5~6世紀ごろの偽ディオニュシオスが『天上位階論』で体系化し、その後トマス・アクィナスなどが継承したものです。カトリック系資料でも、この九階級そのものが信仰上の必須教義ではないとされています。 

上から並べると、 

第一階層 
① 熾天使(セラフィム) 
② 智天使(ケルビム) 
③ 座天使(スローンズ) 

第二階層 
④ 主天使(ドミニオンズ) 
⑤ 力天使(ヴァーチューズ) 
⑥ 能天使(パワーズ) 

第三階層 
⑦ 権天使(プリンシパリティーズ) 
⑧ 大天使(アークエンジェルズ) 
⑨ 天使(エンジェルズ) 

となります。つまり、大天使は下から2番目、上から8番目です。 

   

では、ミカエルなど「七大天使」は⑧大天使なのか? 

ここが核心です。 

後世の天使論では、そのように理解されることが多い。しかし歴史的には、きれいに一致しません。 

なぜなら、「七人の天使」という発想は、 

九階級の体系より古いユダヤ教系の天使論にも現れるからです。 

たとえば『第一エノク書』20章では、七人の聖なる天使として次の名前が挙げられます。 

  1. ウリエル(Uriel)  
  1. ラグエル(Raguel)  
  1. サラカエル/サリエル(Saraqael / Sariel)  
  1. レミエル(Remiel)  

ところが資料・伝承によって、後半の名前が変わります。ですから、「七大天使は必ずこの七人」という全キリスト教共通の確定名簿はありません。  

そして現在のローマ・カトリックの扱いはもっと慎重です。典礼・信心において固有名で重視されるのは、聖書に名が記されている 

  1. ミカエル、 
  1. ガブリエル、 
  1. ラファエルで、 

バチカンの指針も、この三名以外の天使に名前を付ける慣行を避けるよう述べています。(三大天使) 

    

ミカエルは本当に「第8位の大天使」なのか? 

さらに面白い問題があります。 

名前には「大天使ミカエル」とありますから、「では九階級の⑧に所属するんだな」と考えたくなります。しかし、キリスト教内部でもミカエルの階級について見解が一致していません。 

古い神学では、ミカエルを「すべての天使の長」とする考えもあれば、最高位のセラフィムに関係づける説もあり、トマス・アクィナス系の説明にも別の整理があります。つまり、「archangelという呼称=九階級表の第8階級所属」と機械的には言えません。  

ですから、黄さんの疑問を一枚の図にすると、こう考えるのが最も正確です。 

九階級説 
→「天使という霊的存在を、どのような階層に分類するか」という階級表 

七大天使説 
→「特に重要な天使は誰なのか」という個人名の伝承 

この二つが後世に重ね合わせられたのです。 

そして、ここは黄さんが最初におっしゃった点が重要です。 

※超重大:これは、シルバーバーチが提示した九階級ではありません!! 

 また「霊界に実際に九つの階級が存在する」と科学的・歴史的に確認されたものでもありません。 

キリスト教・ユダヤ教の聖書、外典、神学、伝承が長い時間をかけて形成してきた『天使論(angelology)』の体系として理解するのが適切です。 

   

【ルシファーとは、サタンですか?】 

ルシファー(Lucifer)のことでしたら、これは七大天使の一人として単純に数える存在ではありません。ここはまた「別の系譜」です。 

「ルシファーは本当に大天使だったのか/サタンと同一人物なのか」**を調べると、さらに興味深い話になります。 

【コウちゃんより、追加質問】 

では追加質問です。この七大天使の中にルシファーは入っていませんよね。これは何か重大な理由があるのでしょうか。 

ルシファーとは元天使でサタンになってしまったという説がありますが、それは真実ですか。ルシファー=サタン説です。天使から堕落したという見解ですよね。よろしくお願いいたします。 

   

はい、黄さん。ここは前の「七大天使」とつながる重要な論点です。 

結論を先に言えば、ルシファーは七大天使の標準的な名簿には入りません。 そして「ルシファー=もともとは最高位の天使だったが、神に反逆して堕落し、サタンになった」という有名な物語は、キリスト教の非常に強い伝統ではありますが、聖書そのものにその経歴が一続きの物語として明記されているわけではありません。  

   

そもそも「ルシファー」とは何者なのか 

ここが意外なところです。 

「Lucifer」はもともとラテン語で、「光をもたらす者」「明けの明星」という意味です。旧約聖書『イザヤ書』14章12節のヘブライ語 helel ben-shachar(輝く者、暁の子)を、ラテン語聖書ウルガタが lucifer と訳しました。しかも、この『イザヤ書』の文脈で直接批判されている相手は、まずバビロンの王です。つまり原文には「ルシファーという名前の天使がいました」とは書いてありません。 

ところがイザヤ書には、「天から落ちた」「いと高き者のようになろうとした」といった非常に印象的な表現があります。 

これが、新約聖書でイエスが語る、 

「サタンが稲妻のように天から落ちるのを見た」(ルカ10:18)などと結び付けられました。その結果、初期から中世にかけてのキリスト教思想の中で、 

輝かしい天使だった 
→ 高慢になった 
→ 神に反逆した 
→ 天から墜落した 
→ サタンとなった 

という解釈が形成されていったのです。 

ですから、 

「ルシファー=サタン」はキリスト教伝統としては非常に有名!」 

しかし、 

「聖書が、明確に、ルシファーという天使が堕落してサタンになった、と記録している」 

とまで言うと正確ではありません。 

さらに興味深いことに、古いカトリック神学でも「Luciferは悪魔の本来の固有名ではなく、堕落以前の輝かしい状態を表す呼称」とする説明があります。 

    

では、なぜ七大天使にル「シファー」がいないのか 

これも整理すると分かりやすいです。 

七大天使の伝承は、ミカエル、ガブリエル、ラファエル、ウリエルなど、神に仕える聖なる天使たちについての系譜です。 

一方、「堕天使ルシファー」という後世のキリスト教的理解に従えば、ルシファーは神に反逆して、その集団から離脱した存在です。 

したがって「後世のキリスト教天使論の枠内」なら、 

ミカエル=神に忠実な天使の代表 
ルシファー=神に反逆した天使の代表 

という対照的な位置に置かれます。 

ただし、「ルシファーは堕落前には七大天使の一人だった」というところまで遡ると、それを確定的な聖書の教えとは言えません。 

さらに「堕落前のルシファーは九階級のどこにいたのか」についても統一見解はありません。最高位だったという神学者もいれば、最高三階級ではなかったという説もあります。古いカトリック資料自身が、これは確定事項ではなく神学上の諸説の領域だとしています。 

   

ですから、一番大切なところを一言でまとめると、 

「ルシファーという最高天使が神に反逆してサタンになった」という物語は、キリスト教の長い伝統が聖書の複数箇所を結び付けて形成した解釈であって、聖書にそのまま書かれた一つの歴史物語ではない。 

となります。 

そして黄さんのシルバーバーチとの比較という観点では、ここはかなり大きな違いになります。 

九階級、三大天使・七大天使、ルシファーの堕落、サタンという人格的悪魔――これらを「全部一つの体系」だと思ってしまうと混乱します。  

成立した時代も典拠も異なる複数の伝承が、 

長いキリスト教史の中で、重ね合わされて現在よく知られる天使・悪魔像になった、と見るのが歴史的には適切です。