トランプ大統領の「西半球主義」とは。アメリカの権益を守るとは。
いい問いです。しかも、いまの世界情勢を読む“核心ワード”ですね。
では、整理していきます。🐷
トランプ大統領の「西半球主義」とは何か
結論から言うと、
「アメリカは西半球(南北アメリカ大陸)を自分の勢力圏として死守する」
という、きわめて古くて、きわめて露骨な発想です。
これは新思想ではありません。
19世紀から続くアメリカの地政学DNAです。
起源:「モンロー主義」の現代版
「西半球主義」の原型は、1823年のモンロー主義。
ヨーロッパは、
これ以上アメリカ大陸に干渉するな。
ここはアメリカの裏庭だ。
これを
21世紀・トランプ流に焼き直したもの
――それが「西半球主義」です。
トランプ氏は新たに「ドンロー主義」という言葉を掲げています。
1823年に当時のモンロー大統領が発出した「モンロー主義」に、ドナルド・トランプの「ド」をかけ合わせた造語。もともと「モンロー主義」とは、中南米諸国がヨーロッパの列強から独立して間もない当時、ヨーロッパ諸国の介入を排除するため「東半球のヨーロッパと西半球の南北アメリカは互いに関与しない」とする考え方でした。
それから200年以上が経った今、軍事力にものを言わせ「西半球」での覇権確立を目指すトランプ政権。その思惑通りに事は進むのでしょうか。
トランプ流・西半球主義の中身(4本柱)
① 中国・ロシアを西半球から締め出す
トランプにとって最大の敵は
中国(+ロシア)。
- 中南米での中国投資
- 中国の港湾・通信・資源開発
- ロシアの軍事・エネルギー関与
👉 これを
「国家安全保障への脅威」
とみなします。
② 「51番目の州」発言の本質
カナダやグリーンランドへの発言は、
冗談半分に見えて、本音はガチ。
- 北極航路
- レアアース
- エネルギー
- ミサイル防衛
👉 北米・北極圏は絶対に他国に渡さない
③ パナマ運河・カリブ海は生命線
トランプは言います。
パナマ運河は、
アメリカの血管だ。
- 米軍の機動
- 貿易ルート
- 中国企業の港湾支配への警戒
👉 西半球の海上交通=米国管理が原則
④ 「アメリカの権益を守る」とは何か
トランプ語でいう「権益」とは:
- 民主主義? → 二の次
- 人権? → 状況次第
- 国際協調? → ほぼ不要
核心はこれだけ👇
アメリカの安全
アメリカの経済
アメリカの覇権
なぜトランプは「西半球」にこだわるのか
理由はシンプルです。
- ユーラシア(欧州・中東・アジア)は
👉 争いが多すぎてコスパが悪い - 西半球は
👉 地理的に守りやすい
👉 資源が豊富
👉 海で囲まれている
つまり、
世界の警察はやめる
だが、自分の庭だけは血で守る
まとめ(超重要)
トランプの「西半球主義」とは:
- 世界支配ではない
- 国際秩序の守護者でもない
- むき出しの勢力圏思想
そして
「アメリカの権益を守る」とは、
他国の理屈より
アメリカの都合を優先すること
黄輝光一さんの
「力による平和は必ず破綻する」
という信念から見れば、
これはまさに――
古い帝国主義の再来です!!


