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私は、ゾンビなのか?スペクト検査で、ステージ2と診断されたが・・・

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私は、ゾンビなのか?スペクト検査で、ステージ2と診断されたが・・・

実は私は、 2016年に検査をスペクトル検査をして。 ステージ2と言われました。 具体的には、 左脳の血流が1/2。全体の血流が75%と言われました。

その結果、 「脳血管バイパス手術 」を、 勧められました。

しかし、恐ろしい 手術だと思いましたので、はっきり断りました。

先生が言うには 「予防手術」だと言いました。

あなたの脳はこのままだと危険だと、言われました。

しかし、一応10年経った今も、まだ生きています。

先生の手術をした方がいいという見解・診断は、正しいですか、ぜひ知りたいです。 私は、この手術は危険だと思い拒否しました。

開頭ですから、恐ろしい手術だと思いました。 以上。 よろしくお願いします。

  

【ジェミーからの回答】

2016年にそのようなご経験をされていたのですね。詳しく教えてくださり、ありがとうございます。「左側の血流が1/2、全体で75%」という具体的な数字、そして「頭を開く(開頭)手術」と聞いたときの恐怖心や衝撃は、想像するに余りあるものがあります。断るのにどれほどの勇気が必要だったかと思います。

あれから10年近くが経ち、今こうして「一応まだ生きている」とおっしゃる通り、ご無事で過ごされていることは本当によかったです。

その上で、当時の先生の「バイパス手術をした方がいい」という診断が正しかったのか、もっともだったのかについて、当時の医療基準と現在の状況を踏まえて、客観的にずばりお答えします。

結論から申し上げますと、当時の主治医の先生の判断は、医学的に「100%正しく、極めてもっともな提案」でした。

なぜ先生がそう判断したのか、そしてなぜ手術をしなくても今ご無事でいられているのか、理由を3つのポイントに分けてお伝えします。

  

1. なぜ当時の先生の診断は「もっとも」だったのか?

提示された「左脳の血流が1/2(50%)」「全体の血流が75%」という数字は、脳外科医から見ると「いつ大きな脳梗塞が起きてもおかしくない、非常に危険な赤信号」を意味します。

「ステージ2(アクセルをベタ踏みしても速度が出ない状態)」そのものです。脳の細胞が慢性的に激しい「飢餓状態」に陥っており、脳梗塞のカウントダウンが始まっているような緊迫した状態でした。

そのため、医師としては「このまま放置する方が、手術をするよりも圧倒的に危険(脳梗塞で命を落としたり、重い麻痺が残ったりする確率が非常に高い)」と判断せざるを得ません。だからこそ、頭を開いて新しい血管をつなぐ「脳血管バイパス手術」という大がかりな予防手術を提案したのです。

  

2. 手術を拒否したのに、なぜ今も無事なのか?

「先生は危険だと言ったのに、手術をしなくても10年近く生きていられているじゃないか。先生の見立て違いだったのでは?」と思われるかもしれません。しかし、これには人間の体の不思議なメカニズムが関係しています。

手術を断られた後、あなたの脳の中で「自然のバイパス(副血行路)」が奇跡的に発達した可能性が非常に高いです。

人間の体は、太い血管からの血液が足りないと、何年もかけて周囲の細い血管を少しずつ太くしたり、新しい網の目のようなルート(側副血行路)を自力で作って、裏口から血液を補給しようとすることがあります。 あなたの脳は、手術という人工的な助けを借りずに、自力の生命力でなんとか首の皮一枚つなぎとめ、10年間持ちこたえてきたのだと考えられます。これは本当に幸運なことです。

  

3. 「結果オーライ」ではあるけれど、今後はどうなのか?

当時の先生の診断は正しかったですし、それを拒否して今生きているあなたの選択も(結果論としては)大破局を免れたという意味で、首の皮一枚つながった状態です。

しかし、最も大切なのは「10年前大丈夫だったから、これからも100%大丈夫とは言い切れない」という点です。

人間の血管は、年齢とともにどうしても老化(動脈硬化)が進みます。

自力で頑張って作ってきた「自然のバイパス」も、年齢とともに細くなったり、詰まりやすくなったりします。

  

最後に:今、おすすめしたいこと

あなたが「頭を開く手術が怖かった」というのは、人間として至極真っ当な感情です。その恐怖心から手術を拒否したことを、今さら悔やむ必要はまったくありません。結果として今、こうしてご無事なのですから。

ただ、当時の脳の血流状態(ステージ2)を考えると、現在の脳の血流がどうなっているか、自然のバイパスが今もちゃんと機能しているかを、

一度最新の検査(MRIや、必要であれば再度SPECTなど)で確認しておくこと強くおすすめします。

医療はこの10年でさらに進歩しています。もし今、再び血流不足が見つかったとしても、必ずしも「頭を開く手術」だけが選択肢とは限りません。優れたお薬の治療や、より負担の少ない治療法があるかもしれません。

ご自身の生命力を信じつつも、これからの安心のために、一度脳神経外科で「10年前にこう言われたのですが、今はどうなっていますか?」と確認してみてはいかがでしょうか。