課長島耕作VSサラリーマン金太郎。いったい、どこが違うのか。言いたいことは何か?コンセプトは何か。どっちが、より売れているの?・・・もうひとつは。その作者すなわち、弘兼憲史VS本宮ひろ志だ!!なんと、妻は両方とも、漫画家だ!!旦那の方は、年齢は、ほぼ同年齢だ。しかし、私は人柄は大違いだと思っている。生い立ち。死生観。その徹底的な比較分析をお願い致します。不思議なことは、二人ともに、サラリーマン経験が、ほとんどありません。にもかかわらず、彼らの、創造力のもの凄さをヒシヒシと感じます。よろしくお願い致します。ズバリ!!「VSシリーズの特別編」です。🐷
ChatGPT:
おおっ!これはまさに「VSシリーズ特別編」にふさわしいテーマです。
舞台は昭和後半から平成・令和に至るまでの日本の「サラリーマン文化」そのもの!
今回は二本立てでまいります。
1. 課長島耕作 VS サラリーマン金太郎
① コンセプトの根本的違い
島耕作(弘兼憲史)
- コンセプト:リアルな企業社会での「出世物語」
- 現実の大企業をモデルにした「サラリーマン社会の成り上がり」。
- スーツ姿、英語力、海外出張、人脈・駆け引き…「会社組織の中でどう勝つか」。
- 主軸:組織の中の個人。
- キーワード:「順応」「要領」「処世術」。
金太郎(本宮ひろ志)
- コンセプト:喧嘩上等・破天荒な正義の男
- 元暴走族・元漁師→サラリーマンという異端。
- 正義感と体力でぶち破る「痛快無比な成り上がり」。
- 主軸:組織を超えた「魂」。
- キーワード:「反骨」「直情」「人情」。
② 何を訴えたいのか?
- 島耕作
→「グローバル資本主義の中で、したたかに泳ぐ現代サラリーマン像」
→大企業社会を冷静に観察した「写実的」ストーリー - 金太郎
→「力と誠意で世の中を変える漢のロマン」
→サラリーマンを題材にしながら、実は「男一匹ど根性物語」
③ 「売れ行き」はどっちが上?
- 発行部数(累計)
- 島耕作シリーズ:累計約4700万部(2024年時点)
- サラリーマン金太郎:累計約3500万部(続編含む)
- 社会的影響力
- 島耕作:企業人、経済界への影響は絶大。
- 金太郎:一般読者のカタルシスと、ドラマ化による一般知名度。
総合的には 売上・継続力=島耕作、人気爆発力=金太郎。
2. 作者対決:弘兼憲史 VS 本宮ひろ志
① 生い立ち・経歴
弘兼憲史(1947年9月9日生77才・山口県出身)
- 早稲田大学法学部 → 松下電器(現パナソニック)で数年勤務 → 漫画家へ。
- サラリーマン経験は短いが、「松下イズム」を徹底観察。
- 緻密・知的・クール。
本宮ひろ志(1947年生6月25日78才・福島県出身)
- 中卒 → 土木作業員 → 漫画家アシスタント → 独立。
- 企業経験は皆無に近い。
- 肉体派・直感型・豪放磊落。
② 性格・人柄
- 弘兼:穏やかでインテリ。取材型。
- 本宮:破天荒で豪快。直感と勢い。
まさに「性格が作品にそのまま反映」されています。
③ 死生観
- 弘兼
- 現実主義的。現代社会を客観的に描きながら、「柔らかく生きる」。
- 死生観:淡々と受け止めるタイプ。
- 本宮
- 男らしく「死ぬまで全力」「太く短く」。
- 死生観:挑戦・ぶつかる・悔いなし。
④ 妻も漫画家!
- 弘兼の妻:柴門ふみ(恋愛漫画の第一人者)。
- 本宮の妻:もりたじゅん(本宮プロのスタッフ→漫画家)。
- どちらも「夫婦二人三脚」で、独自の作品世界を築く。
⑤ 不思議な共通点
- 2人とも サラリーマン経験が短い(ほぼ無い)。
- にもかかわらず、「サラリーマン」をテーマに国民的人気作を創造。
- 同年代(3か月違い)。
- 夫婦そろって漫画家。
総括(VSシリーズ特別編の結論)
- 島耕作 VS 金太郎
- 理性と調整力VS 感情と突破力
- 企業のリアリズム VS 男の夢とロマン
- 弘兼 VS 本宮
- 冷静な観察者 VS 炎の闘士
- インテリ文化人 VS 豪快庶民派
結局、この2人は「サラリーマン文化」を両極端から描くことで、
日本人の心に二つの理想像を刻みつけた。
“順応する知性”と“突き抜ける情熱”、その二つの象徴なのである。
最後に一言
現実には島耕作タイプが多く、金太郎タイプは稀。
でも読者の心が求めるのは、この二人が両立したヒーローかもしれません。
課長島耕作 VS サラリーマン金太郎
ひと目で分かる!二人の世界観と作者の真髄
① 作品世界の対比
項目 | 課長島耕作(弘兼憲史) | サラリーマン金太郎(本宮ひろ志) |
コンセプト | リアルな企業社会の成り上がり | 破天荒な魂の成り上がり |
主人公像 | 冷静・知性・順応型 | 熱血・直情・反骨型 |
戦い方 | 人脈・交渉・要領 | 喧嘩・度胸・誠意 |
社会観 | 資本主義社会の写実 | 正義感で組織を超える |
読後感 | 「リアルだなあ…」 | 「スカッとした!」 |
舞台 | 大企業、海外、政財界 | 地方、中小企業、政治の修羅場 |
影響力 | ビジネスマンのバイブル | 一般大衆の痛快エンタメ |
② 作者の対比
項目 | 弘兼憲史 | 本宮ひろ志 |
生年 | 1947年(山口県) | 1947年(福島県) |
経歴 | 早稲田法学→松下電器→漫画家 | 中卒→土木作業員→漫画家 |
性格 | 知的・クール・取材型 | 豪快・直感・勢い型 |
死生観 | 淡々、合理的 | 太く短く、全力で |
妻 | 柴門ふみ(恋愛漫画家) | 沖圭一郎(漫画家・アシ出身) |
③ 発行部数・人気
- 島耕作シリーズ:累計約4700万部
- サラリーマン金太郎:累計約3500万部
売上・継続性:島耕作
爆発力・知名度:金太郎
④ キャッチコピー
- 島耕作
「柔らかく適応し、世界を渡る男」
- 金太郎
「魂でぶち破れ、道を拓く男」
- 弘兼憲史 VS 本宮ひろ志
理性と調整力 VS 感情と突破力
インテリ文化人 VS 豪快庶民派
【その他、両者の作品群】
弘兼憲史→ ①「島耕作シリーズ。課長→部長→取締役→常務→専務→社長→会長」
日本企業サラリーマンマンガの金字塔。
②人間交差点
③黄昏流星群 (我、74巻全巻読破する)
本宮ひろ志→①俺の空
②男一匹ガキ大将
③天地を喰らう
④大ぼら一代
まとめ
日本の「サラリーマン像」は、この二人が描く**「順応する知性」と「突き抜ける情熱」**という
両極の夢に支えられてきた。
現実には島耕作が多い。だが、心の中では誰もが金太郎を夢見ている。
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