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「雨にも負け」 作者 野田のりよし(Noriyoshi Noda)

エッセイ
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野田氏の詩を〔偶然、彼のブログにて読みました〕、ご紹介したいと思います。

宮澤賢治の「雨にも負けず」の詩を、逆説的に述べた傑作詩です。

赤色部分は特に考えさせられます。

雨にも負け 風にも負け

雪にも夏の暑さにも負ける

弱い体を持ち

慾にまみれて

決して反省せず

いつも何かに怒っている

毎日食べ過ぎて体を壊し

残した物をたくさん捨て

あらゆることを自分中心に考え

よく見も聞きもせず

分かったような気になり

そしてすぐに忘れ

必要もない大きな家に住み

東に病気の人あれば

行って 金を出せば助けてやるといい

西に飢えた人あれば

行って 自分で稼げと言い

南に死にそうな人あれば

行って 人は死んだらお終いだと言い

北に喧嘩や訴訟があれば

面白いからもっとやれと言い

他人のことには涙を流さず

自分が不利になればあわてふためき

みんなに持ち上げられ

うわべでは褒められ

実は苦にされている

そういうものに

私はなりたくない

ここで、宮沢賢治の元ネタである「雨にも負けず」の現代語訳を紹介致します。

是非、比較対象してみてください。

雨にも負けず

風にも負けず

雪にも夏の暑さにも負けぬ

丈夫な体を持ち

欲はなく

決して怒らず

いつも静かに笑っている

一日玄米四合と

味噌と少しの野菜を食べ

あらゆることを自分を勘定に入れずに

良く見聞きし分かり

そして忘れず

小さなかやぶきの小屋にいて

東に病気の子供あれば

行って 看病してやり

西につかれた母あれば

行って その稲の束を負い

南に死にそうな人あれば

行って 怖がらなくてもいいと言い

北に喧嘩が訴訟があれば

つまらないからやめろと言い

ヒドリの時は 涙を流し

寒さの夏はおろおろ歩き

みんなに木偶の坊(でくのぼう)と呼ばれ

褒められもせず

苦にもされず

そういうものに 私はなりたい              (現代文に転換)

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