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人類への警告Ⅳ【海洋プラスチック問題】

プラスチック問題 エッセイ
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マイクロプラスチック⇒5ミリ以下のプラの粒子

海が泣いている。クジラが泣いている。ウミガメが泣いている。海鳥が泣いている・・・

なんと、人間の体にも、すでにマイクロプラスチックが侵入している・・・

(マイクロプラに、有害物質が含まれており、海の生態系に広く入り込み、食(食物連鎖)を通じて、人体にも取り込まれている可能性があります)

では、プラスチックとは、何ですか。ずばり、すべての「石油」製品です

具体的には、使い捨ての包装品(ペットボトル、レジ袋、食品ラップ)、おもちゃ、発泡スチロール、ビニール、各種ケース、洋服(ポリエステル等の化学繊維)、自動車の内装その他、建築資材、合成ゴムのタイヤ。さらに、漁業で使われる魚網、漁具、釣り糸等。

また、歯磨き粉や洗顔料に混ぜる「マイクロビーズ」として。

「プラの日」に出すすべてのもの。日常のすべての物に、大量に使われております。

その中の、「使い捨てプラスチック」とは、ペットボトル、レジ袋、無料ポリ袋、食品トレイ、ストロー、たばこのフィルター等のことです。⇒(コンビニはプラの山

当初は、すばらしい大発明だったものが、「腐敗しない、自然分解されずに、半永久的に残ってしまう」。この文明社会、経済社会の中で、プラ生産は、急激に増え、消費も膨大となり、深刻な問題となる。

最終的に、プラは、「海」へ流れていく

(年間、少なくとも、800万トンものプラが、海に流れ込んでいる)・

〈日本は、責任重大〉

日本は、プラスチックの世界第3位の生産国。

一人当たりの「使い捨てプラスチックごみ(ペットボトル等)」の排出は、世界第二位(第一位は、アメリカ)

海洋ゴミの排出ワースト1位は、中国(882万トン)。2位はインドネシア、3位はフィリピン。東南アジアが多い。日本は、20位外。

2018年、6月にカナダ開催されたG7(主要7か国首脳会議)で採択された、「プラスチック憲章」に、なんと、日本とアメリカは同意書の署名を見送った。理由は「プラゴミを減らしていく趣旨には当然賛成しているが、国内法が整備されておらず、社会にどの程度影響を与えるかが、現段階では分からないので署名できなかったと」

国内外で大きな話題となる。

日本のプラ意識は、周回遅れ!?

プラスチックの問題点

  1. 海洋ゴミにより、海の生態系に多大の影響を与えており、魚類・海鳥・アザラシ・ウミガメ・クジラ等、約700種の生物が傷つき死んでいる。
  2. なんと、皆さまが、一生懸命に分別して回収したプラゴミのうち、リサイクルされるのは、たったは27,8%。58%は、実は、燃やしている(熱エネルギー回収=サーマルリサイクル)燃やすということは、温暖化につながっているということであり(ダイオキシン)、サーマルリサイクルは、理想的な解決方法ではありません。
  3. 代替品 【バイオマスプラスチック】(25%が植物原料)・【生分解性プラスチック】(微生物生分解)【紙】 これらは試行錯誤中。
  4. 一般的に言われている、

〈3つの解決策3R〉とは

ゴミを出さない(リデュース)⇒削減。マイバック・マイボトル

・繰り返し使う(リユース)⇒シャンプー・洗剤のボトルは詰め替え用で。

・原材料として再生利用(リサイクル)⇒プラの分別回収と再生プラの使用

これが3Rですが、一番大切なのは、「ゴミを出さない」「ポイ捨てをしない」、特に「使い捨て用プラスチック」(世界で発生するプラゴミの全体の47%を占めている)の利用自体を減らすことです

私たち一人一人が生活の中で、プラゴミを減らす取り組みをしていくことです。

抜本的な解決は、

プラの、削減。

プラを、使わない。

この美しい豊かな海を、次の世代に残していくためにも、海洋プラの問題を解決していかなくてはなりません。

三無の大罪。「無知」・「無関心」・「無行動」

知らんぷり、私には関係ないが、死を招く

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