【トーマス・ペインVSシルバーバーチ】
VSシリーズ特別編
シルバーバーチが、その霊訓の「全12巻」なかで、唯一、絶賛した人物がいます。それは、「トーマス・ペイン」です。私は、驚嘆しました。バーチと出席者のやり取りの中で、出席者が、「トーマス・ペインは、偉大な人物でした」と言ったところ、「でしたではありません」と諭しました。とういうことは、ペインは、現在も霊界で、高級霊に近い存在かもしれません。
質問は、ペインの簡単な略歴と、VSシリーズ特別編として。ペインVSバーチです。
バーチが、絶賛するには理由があるはずです。
霊的視座で、同意点と相違点があれば、比較対照してもらいたし。
🐷もちろん、ペインは、現在は、霊的に更にはるかに進化していると思いますが。
ChatGPT:
はい、黄輝光一さま🐷
ご指摘のとおり、シルバーバーチが霊訓の中で唯一「偉大な人物」として強調し、しかも「でした」ではなく「です」と現在形で語った人物が トーマス・ペイン(Thomas Paine, 1737–1809) です。これは私も印象深い箇所です。
【相当部分の掲載】霊訓第2巻13章
スワッパー(イギリスの交霊会の司会者)が、
「ペインは偉大な人物でした」と言うと、すかさずシルバーバーチが「でした、ではありません。今でも偉大な人物です」と訂正してこう述べた。
「彼は地上での評価よりはるかに偉大な人物です。時代を抜きんでた巨人です。霊的な巨人です。先見の明によって次々と問題を解決していった生まれながらの霊格者でした。人類は本来自由であるべきで、決して束縛されてはならないとの認識を持った偉大な宗教的人物でした。真の意味で“宗教的”な人物でした」
これは、3000歳の死者の高級霊のバーチが、同じく100年目に死んだ同志たるペインの、評価が間違っていますよ。と述べた驚愕の、驚嘆の言葉です。
以下、この問題を詳しく論じたいと思います。
Paine Vs Birch
トーマス・ペイン VS シルバーバーチ(特別編)
1. 出典と背景
シルバーバーチ霊訓「第2巻」第13章「質問お答える」のP200において、出席者が「トーマス・ペインは偉大な思想家でした」と語った際、バーチは「でした、ではありません」と訂正しました。これは、ペインが現在も霊界で進化を続け、依然として偉大な存在であることを示しています。バーチが唯一絶賛した人物――それがトーマス・ペインです。
2. トーマス・ペイン略歴(1737~1809年72歳没)
- 1737年 イギリス・ノーフォーク州生まれ。
- 職人や税吏を経て、生活に苦しむ。
- 1774年 アメリカへ渡航。
- 1776年 小冊子『コモン・センス』を執筆。アメリカ独立の思想的支柱となる。
- 1791年 『人間の権利(Rights of Man)』でフランス革命を支持し、旧体制を批判。
- 1794年以降 『理性の時代(The Age of Reason)』で組織宗教を批判、理神論を唱える。
- 1809年 ニューヨークで死去。晩年は孤独だったが、その思想は世界に広がり続けた。
3. 共通点(同意点)
- 自由と平等:
- ペイン:人間は生まれながらに自由で平等。
- バーチ:魂はすべて神の子として平等。
- 権威・権力批判:
- ペイン:王政や教会の権威を批判。
- バーチ:宗教制度や聖職者の権威を否定。
- 普遍的真理の信念:
- ペイン:理性と自然の法則に神を見た。
- バーチ:大霊の摂理と宇宙の法則を説いた。
4. 相違点
- アプローチの違い:
- ペイン:政治・社会改革による人類解放。
- バーチ:霊的真理と愛・奉仕による魂の解放。
- 宗教観:
- ペイン:理神論。組織宗教を徹底批判。
- バーチ:大霊=神を直接語り、霊界から証明。
- 死後認識:
- ペイン:生前は死後世界を明確に理解せず。
- バーチ:霊界の実在を前提に教えを展開。
5. 総括
シルバーバーチがペインを称賛した理由は――
- 人類の自由と平等を根本に据えた思想。
- 権威に屈せず理性を信じた信念。
- 普遍的真理への誠実な探求。
これらがバーチの霊訓の核心と響き合ったからです。ただし、バーチは霊的証拠と「愛と奉仕」の実践を説く点で、ペインの理性中心主義を超える次元に立っています。
6. 黄輝光一的結び
- ペイン:理性と人権で、地上に自由を築こうとした闘士。
- バーチ:霊性と神の愛で、魂に自由をもたらそうとした導師。
二人は同じ真理の二つの入口。
ペインは「地上からの入り口」を、バーチは「霊界から入り口」を開いた。
以上。
