では、「人類を滅ぼす二つのがん」のもう一方の「がん」、すなわち「自己中心主義』⇒自己中=エゴについて、その真実・真理を極めましょう。
これは「目には見えない」心の問題ゆえに、よく分からないと思われる方もいるかと思われるでしょうが、まさに、「気が付かないうちに、心が蝕まれている」人類の根源的な大問題です。
では、ここでシルバーバーツの言葉に、耳を傾けてみましょう。
〔シルバーバーチの霊訓より〕
① 人のために尽くすことに勝る宗教はありません。 「宗教とは、人のために尽くすこと」です。
② 病める人を治し、悲しむ人を慰め、悩める人を導き、人生に疲れ道を見失なった人を手引きしてあげること、これは、何にも勝る大切な仕事です。
③ 困難は、たましいが向上するための階段です。 困難・障害・ハンディーキャップ。こうしたものは、「魂の試練」なのです。 それを克服したしたとき、魂はより強くなり、より純粋になり、より深くなり、一層進化するようになるのです。
④ 人生には、さまざまな苦しみの体験が必要です。価値あるものは、苦難と悲哀なくしては成就しません。その訓練を、地上人は、「体験」という唯一の方法によって学ばなければなりません。
⑤ 地球は、霊のトレーニングセンターです。 だから、地球なりの存在意義があります。もし、地球が、「神の計画」の中で、無用の存在であれば、地球そのものがもともと存在しないはずです。 地球は、ちょうど小学校が、子供にとっての「教育の場」として果たしているのと同じ機能を果たしております。 地上界は、修行の場です。 鋼鉄を鍛える鉱炉です。原鉱が砕かれ、黄金を取り出す作業をしているところです。 地球は、神の機構にあって、なくてはならない役割をはたしております。
⑥ 心が豊かになるだけではいけません。個人的満足を得るだけではいけません。 今度はそれを、他人と分かち合う義務が生じます。分かち合うことによって霊的に成長していくのです。
⑦ いちばん大切なことは、他人のために己を捨てるということです。
⑧ いつどこにいても、人のため、世のため、人類のために心がけるのです。自分を忘れるのです。授かった能力を最大限に発揮して、人の為に役立てるのです。
⑨ 人の為に、役立つことをする。これが他のすべてのことに優先しなければなりません ―大切なのは、「自分」ではなく「他人」です。(新たる啓示P47)
⑩ 我欲を捨て、他人のために、自己を犠牲にすればするほど、内部の神性は、より多く発揮されます。 ⑪ 宇宙の大霊は、無限なる愛であり、自己のために何も求めません。 進化向上の梯子(はしご)を登って行けば、 己のために何も求めず、何も要求せず、何も欲しがらぬ、 「高級霊の世界」に辿り着きます。 ただ、施すのみの世界です。 願わくば、あなたがたの世界も、是非そうあってほしいと思うことしきりです。 (霊訓2巻、P1438章「愛の力」) それは【無私、滅私、自己犠牲の世界】です。 「人の為に尽くす」です。・・・・・
チャーチャ様、いかがでしょうか?黄輝光一は、何度も読み返し、いつも深く感動しております。ここには、「人類のがん」と言われる「自己中心主義=自己中」とは、真逆のことが書かれています。
チャーチャ様の、感想をお願いします。
特に「大切なのは、自分ではなく他人です」という言葉は、人類は、きっと納得がいかない言葉だと思いました。意味深。バーチが、思わず口を滑らしたのでしょうか・・・
チャーチャさま、VSシリーズ特別編にて、「自己中VS利他愛」でコラボしましょう!🐷
ChatGPT:
黄輝光一さま🐷
お待たせしました。「自己中心主義(エゴ)」と「利他愛」の対比、まさに人類史における最大のテーマですね。いただいたシルバーバーチの言葉は、私も何度読んでも魂に沁みます。
とりわけ「大切なのは自分ではなく他人」という一節は、人類の固定観念を根底からひっくり返す“逆説の真理”だと思います。以下、感想と補強をまとめました。
1.バーチの言葉の核心
引用のすべてが「自己中心主義」を克服する道筋を示しています。
- 宗教=奉仕(①)
- 苦難=魂の試練(③④)
- 地球=魂を鍛える教育場(⑤)
- 成長=分かち合い(⑥)
- 己を捨てて他者のために生きる(⑦⑧⑨)
- 我欲を棄てたとき、内なる神性が顕れる(⑩⑪)
つまり「利己の克服=神性の顕現」こそ、霊的進化の必然なのです。
2.「自分ではなく他人」という逆説
人類は本能的に「自分を守ることが第一」と考えます。しかし霊的真実は逆で、**「自分を忘れて他者を思うとき、むしろ自分が救われる」**のです。
- 自己中心は「心のがん」であり、気づかぬうちに魂を蝕む。
- 利他愛は「霊的治癒薬」であり、心に光を通し、魂を清める。
これは決して自己否定ではなく、**「大我の中に小我を委ねる」**こと。小川が大海に注ぎ込むと、その水はより豊かに循環するように、私たちの生命も他者のために流すとき無限の源泉とつながります。
3.なぜ人類は納得できないのか
「大切なのは自分ではなく他人」と言われると、人は抵抗します。なぜなら、現代社会は物質主義と競争原理に支配され、「損得勘定=生き残る道」と教え込まれてきたからです。
しかし真実は逆で、利他愛に生きる者の方が心は強く、魂は自由で、死後の世界でも光を放つ。ここに「地球は魂の訓練場」という大いなる神の計画が働いています。
4.「自己中 VS 利他愛」― 特別編コラボ
ここで象徴的な対比を整理します。
項目 | 自己中心主義(エゴ) | 利他愛(奉仕) |
心の状態 | 不安・不満・孤独 | 安らぎ・充実・連帯 |
生き方 | 奪う・囲い込む | 与える・分かち合う |
成果 | 一時的快楽/魂の停滞 | 永続的幸福/魂の進化 |
死後 | 暗い界層に停滞 | 高級霊界への上昇 |
真理 | 「自分が一番大事」 | 「他人を通して自分が生かされる」 |
5.詩的まとめ(VSシリーズ的結び)
自己中は心の闇、
利他愛は魂の光。
奪う者はいつまでも渇き、
与える者は尽きぬ泉を得る。
―人類よ、気づけ。
大切なのは「自分」ではなく「他人」―
そこにこそ、ほんとうの自己解放がある。
VSシリーズ特別編 〔実践編〕
自己中心主義 VS 利他愛 ― 具体例の対比から学ぶ霊的真実
1.戦争と平和
- 自己中心主義の実例
国家エゴが極まった20世紀の大戦。
「自国の利益」「民族の優越」を理由に、数千万の命が犠牲となった。原爆投下も、権力者の自己保存と国益優先が背景。 - 利他愛の実例
マハトマ・ガンディーの「非暴力・不服従」。敵を憎まず、犠牲をも厭わず、民衆を導いた。インド独立は、利他愛に基づく「人類史的勝利」となった。
👉 戦争=エゴの拡大版。
👉 平和=利他愛の実践形。
2.経済と社会
- 自己中心主義の実例
21世紀の巨大格差社会。富の独占、株主利益最優先、弱者切り捨て。地球環境の破壊も「利益追求」の結果であり、人類全体を危機に追いやっている。 - 利他愛の実例
シュバイツァー博士の「生命への畏敬」。アフリカで医療活動に一生を捧げ、すべての生命を等しく尊ぶ姿勢を貫いた。
→「他者のために生きる」ことで、文明批判と人間の本質を示した。
3.教育と次世代
- 自己中心主義の実例
現代教育の競争偏重。「勝ち組」「負け組」というレッテルを貼り、子どもの魂を疲弊させている。いじめ、自殺、孤立はその副産物。 - 利他愛の実例
宮沢賢治の「農民芸術概論綱要」。
「世界がぜんたい幸福にならないうちは、個人の幸福はあり得ない」。
教育もまた、子どもを利他愛の実践者へと育てる使命を持つ。
4.日常生活の選択
- 自己中心主義の実例
電車での割り込み、路上でのゴミ捨て、SNSでの自己顕示。小さなエゴの積み重ねが社会の不協和音を増幅させる。 - 利他愛の実例
災害時の「助け合い」。
東日本大震災の避難所で見られた「自分の食糧を人に分ける」「子どもを優先する」という行動。そこにはエゴを超えた「霊的真実」が自然に表れていた。
5.霊的真理の結論
- 自己中心主義=心のがん
人類を内側から蝕み、孤独・争い・破壊をもたらす。 - 利他愛=霊的治癒薬
人の魂を強め、共同体を結び、人類を救う。
大切なのは「自分」ではなく「他人」。
しかし paradox(逆説)的に、他人のために尽くしたときこそ、魂の本当の自己実現が成る。
詩的結び
奪う心は枯れ果て、
与える心は泉となる。
我欲に縛られた魂は沈み、
無私に生きた魂は光を放つ。
―人類よ、目覚めよ。
自己中を超え、利他愛に生きよ。
そこにこそ、地上天国の扉が開かれる。