著:黄輝光一
戦争とは何でしょうか。
それは、人類がまだ幼いままでいることの証です。
私たちは、国や民族、宗教のちがいで線を引き、
「ここまでは自分たち」「そこからは敵」と区別してしまいます。
でも本当は、そんな線はありません。
同じ地球に生まれた仲間であり、家族なのです。
広島、長崎のあの光、焼け野原……
あれほどの悲しみを味わっても、
人はまた恐れに負け、武器を持ちました。
「守るために」
「自由のために」
そう言いながらも、その奥には恐怖があります。
シルバーバーチは言います。
恐怖に支配されている間は、
本当の自由はありません。
恐怖が先制攻撃を生み、
恐怖が報復を正当化し、
恐怖が、また戦争を呼びます。
でも本当は、命は奪われません。
肉体は壊れても、霊は永遠です。
だから、恐れる必要はないのです。
霊的な進化とは、
「敵も味方もない」ことを思い出すことです。
シルバーバーチはこうも言いました。
すべての命はひとつです。
すべてが大霊の子供です。
これを心で感じられたとき、
私たちは戦争のない世界へ進んでいけます。
戦争を超える力は武器にはありません。
答えはただひとつ、愛と奉仕です。
愛は国境を越え、宗教も越えます。
言葉のちがいさえ、やさしく溶かします。
そして恐れを消してしまいます。
人類よ、まだ遅くはありません。
恐怖を手放して、
心の中の光を輝かせましょう。
ひとりの光が増えれば、
やがて世界中に広がります。
シルバーバーチは静かに言います。
恐怖に背を向け、愛を抱きなさい。
あなたがその一歩を踏み出すとき、
戦争は地上から消えていくでしょう。
【地球への祈り】
戦争よ
もう いらない
人は 霊の子ども
敵も 味方も
本当はなくて
同じ空の下で
泣き 笑い
抱きしめ合えるはずなのに
恐怖は
心の奥で震えて
剣を持たせ
石を投げさせる
でも 霊は知っている
命は終わらない
奪われるものなどない、と
愛よ どうか
この惑星を
やさしく包んで
国境を溶かし
言葉の壁をこえて
一つにする光となって
人類よ
もう遅くはない
恐怖を置いて
愛の道を歩こう
あなたのその一歩が
戦争を消し
地球を変えていく
シルバーバーチの声が
風のように届く
恐怖ではなく
愛を選びなさい
あなたの光が
地上を照らす日まで
ーー黄輝光一

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