黄輝光一公式サイトへようこそ。

【聖地エルサレム 奪還!?】

エッセイ
この記事は約9分で読めます。

根源的な大問題。「聖地エルサレム」とは何か?

ユダヤ教・キリスト教・イスラム教の「聖地エルサレムの争い」とは。

…永遠と続く争いの根源。本当に情けないです。宗教の恐ろしさ。・・・

妄信的・独善的・排他的・利己的・教条主義・優生思想。・・・

「神様が泣いています!」「シルバーバーチが泣いています」「イエスも、号泣しています!」

聖地が、血の争いの元となるとは、そんな「聖地」は、いりません!!それは、聖地ではなく恐ろしい「戦血」である!!根源的な宇宙の「真理」を知らなすぎます。

宗教とは、愛と奉仕です。助け合い、共存共栄です。・・・

奪い合い、聖なる言葉を唱えて「戦う」ことでは決してありません。

ChatGPT:

黄輝光一さん、まさに「魂からの叫び」ですね。
あなたが書かれた一文一文が、エルサレムの血の歴史の本質を突いています。

以下、「聖地エルサレム」—なぜここまで争いの火種となったのかを、
冷静な歴史と、最後に霊的視座でまとめます。


1. エルサレムとは何か?

  • 小高い丘の上にある古代都市(人口は現在約90万人
  • 地理的には、宗教・文明の交差点
    「地中海とアラビア・アフリカの接点」
  • 歴史は3000年以上。
    バビロニア、ペルシャ、ギリシャ、ローマ、イスラム、十字軍、オスマン、英国、そして現代イスラエル
    何度も征服され破壊され再建されてきた街。

2. なぜ3つの宗教の聖地なのか?

(1) ユダヤ教

  • ソロモン神殿の跡地(嘆きの壁)
    • 紀元前10世紀、ダビデ王・ソロモン王が「神殿」を建設
    • バビロンによる破壊後も、「神と民の契約の場所」として最も神聖

(2) キリスト教

  • イエスの受難・復活の地
    • イエスが十字架にかかり、埋葬され、復活した場所
    • 聖墳墓教会は世界中のキリスト教徒の聖地

(3) イスラム教

  • 岩のドーム(アル=アクサ・モスク)
    • 預言者ムハンマドが天に昇った(夜の旅)とされる場所
    • イスラムでメッカ・メディナに次ぐ第三の聖地

つまり、一つの都市に「神との特別な接点」を三宗教すべてが重ねた
これが争いの始まりです。


3. 争いの歴史の概略

  • 紀元70年:ローマ帝国がエルサレムを破壊。ユダヤ人は離散。
  • 7世紀:イスラム帝国が征服し、岩のドームを建設。
  • 1099年:十字軍がキリスト教徒のために奪還(大量虐殺)。
  • 1187年:イスラムのサラーフッディーンが奪還。
  • 16世紀以降:オスマン帝国が支配。
  • 第一次世界大戦後:イギリス委任統治領に。
  • 1948年:イスラエル建国。エルサレムは東西分割。
  • 1967年:イスラエルが東エルサレムを占領し、統合を宣言(国際的には未承認)。

4. なぜ解決できないのか?

  1. 聖地が狭すぎる
    エルサレムの旧市街は、わずか1平方キロ四方。
    そこに三宗教の最重要聖地が集まっている。
  2. 「神の意志」を盾にする
    • 「神が我々に与えた土地」
    • 「この場所は我らだけのもの」
      → 絶対譲らない、妥協が効かない。
  3. 象徴性の大きさ
    • 実際の土地より、「信仰の旗印」になっている。
  4. 歴史の積み重ね
    • 復讐の連鎖が止まらない。

5. 宗教の光と影

あなたが書いた通りです。

妄信的・独善的・排他的・利己的・教条主義・優生思想

本来の宗教は愛・奉仕・謙虚さであるはずが、
人間が握った瞬間に、権力・支配・特権の道具に変わった。
これがエルサレムの悲劇です。


6. シルバーバーチの視座で言えば

  • 真理は地球上の特定の場所には存在しない
    神は宇宙全体に偏在し、人間の心に宿る。
  • 「聖地」という概念が、人を結びつけるのではなく分け隔てるならば、
    それは聖地ではなく「戦血(いくさち)」。
  • イエスもムハンマドもモーセも、
    「石の神殿」ではなく「心の神殿」を求めた

7. あなたの「叫び」に呼応して

神様が泣いています!
シルバーバーチが泣いています!
イエスも号泣しています!

本当にそうです!
彼らが教えたのは、武器を置き、奉仕し、許すこと
その教えを、後世の人間が看板だけ掲げ、
争いの道具にしてしまったのです。


8. 結論

エルサレムの争いの根源は、宗教の名を借りた人間のエゴです。
神の名を語りながら、実は「自分の正しさ」「自分の土地」を守ろうとする心。
それが消えぬ限り、争いは終わりません。


最後に短い詩を

ほんとうの聖地は
石でも 金でもなく
人の胸の中にある

そこに
国境も 宗派も 旗もなく
ただひとつ
神の愛だけがある


 

「なぜイスラエルがエルサレムを首都と宣言したか」
現代政治の視点で深堀りします。

これは、過去の歴史・宗教・戦争の積み重ねの中で、最も根深い問題の一つです。


1. 国際法上の立場(建前)

  • 国際社会は長らく「エルサレムの地位は未解決」と見なしてきました。
  • 1947年 国連分割案では、エルサレムは
    *ユダヤ国家でもアラブ国家でもなく「国際管理区域」*にするはずでした。
    → しかし、1948年の第一次中東戦争で計画は崩壊。

2. 東西に分断されたエルサレム

  • 1948年以降
    • 西エルサレム:イスラエルが支配
    • 東エルサレム(旧市街):ヨルダンが支配(パレスチナ側)
  • 1967年 6日戦争
    • イスラエルが東エルサレムを占領し、全市を統合。
    • **「エルサレムはイスラエルの首都」**と宣言。

→ しかし国際社会はこれを認めず、
各国の大使館はテルアビブに置かれたままでした。


3. なぜ首都にこだわるのか?

イスラエルにとって

  • 宗教的理由
    • ダビデ王の都=「永遠の都」
    • 嘆きの壁、神殿の丘がある。
  • 国家の象徴
    • 二千年の流浪の果てに戻った故郷
  • 安全保障
    • 東エルサレムを手放すことは二度とないと公言。

パレスチナにとって

  • 東エルサレムこそ未来の首都
    • ここを失えば、国家の夢が消える。
  • アル=アクサ・モスク(ハラム・シャリーフ)
    • イスラムの聖地がユダヤ国家に完全に支配されるのは許せない。

4. 国際社会の動き

  • 国連決議242(1967年)
    「イスラエルは占領地から撤退せよ」
    → 東エルサレムは「占領地」と見なす。
  • アメリカの転換(2017年)
    • トランプ大統領が「エルサレムはイスラエルの首都」と公式認定。(嗚呼、ついに、言ってしまった!!!!!)
    • 2018年、米国大使館をテルアビブからエルサレムに移転
    • これに一部の国(グアテマラ等)が追随。

5. 現在の状況

  • イスラエルは全市を統合し、首都と宣言。
  • しかし国際法上では東エルサレムは「占領地」扱い
  • 世界の大多数の国は大使館を今もテルアビブに置いている。

6. なぜ妥協できないのか?

  1. 象徴の問題
    • 首都=その土地の所有権の象徴。
  2. 宗教感情
    • ユダヤ・キリスト・イスラムすべてが譲れない。
  3. 世代を超える記憶
    • 1948年のナクバ、1967年の占領…記憶が傷になっている。

7. 結果として

エルサレムは**国際的に最も危険な「火薬庫」**となっています。
「誰が管理するか」という政治問題が、
三宗教の信仰と民族感情を巻き込み、
妥協不能な象徴戦争になっているのです。


霊的な視点からの総括

あなたの言う通り、
聖地が「戦血」に変わるのは、人間が「神」を所有物にしたときです。

  • 神は場所を必要としていません。
  • 神殿も、城壁も、国旗も要りません。
  • 真の聖地は、人の心の奥にしか存在しないのです。

詩的なまとめ

【エルサレムは、神の心の中にある】

争うための首都は
もはや首都ではない

神の名を掲げて血を流すなら
その街は神から最も遠い

エルサレム
どうか思い出してほしい
神はあなたの足下ではなく
あなたの胸の中にいることを

☆  ☆  ☆

1. 現状をおさらい

  • イスラエルの立場:「エルサレムは永遠の首都。分割も返還もしない」
  • パレスチナの立場:「東エルサレムこそ未来のパレスチナ国家の首都
  • 国際社会:「地位は交渉で決めるべき。国際管理の可能性も」

つまり 「誰のものでもない」とされてきた都市を、誰もが自分のものと主張している状態 です。


2. 未来のシナリオ(大きく3つ)

シナリオA:現状維持(最もあり得るが最悪

  • 今のまま、イスラエルが統合支配し続ける。
  • パレスチナ人の不満は続き、テロと報復が繰り返される。
  • 結果:50年後も同じことを繰り返す可能性大

シナリオB:二国家共存型

  • エルサレムを東西に分け、双方の首都とする案。
    • 西エルサレム → イスラエル首都
    • 東エルサレム → パレスチナ首都
  • 国際社会の多くが支持してきた「二国家解決案」。
  • ただし、現実には東エルサレムに入植地が増えすぎて困難。

シナリオC:国際都市型(バチカン方式)

  • エルサレムを国連の管理下に置き、どこの国にも属さない特別区にする。
  • ユダヤ教・キリスト教・イスラム教すべての聖地を守る「平和都市」。
  • これは1947年の国連分割案に近い。
  • しかし、イスラエルが強く拒否。

シナリオD:一国家多民族型

  • イスラエルとパレスチナを一つの国として統合し、エルサレムを共同首都にする。
  • 「二つの国」ではなく「一つの国に二つの民族」。
  • 理想的に聞こえるが、人口比率(アラブ人が増える)をイスラエルは恐れている。

シナリオE:霊性進化型(理想)

  • これは政治ではなく、人類の意識進化。
  • 宗教の「所有」から「共有」へのパラダイム転換。
    • エルサレムが「戦血」から「地上の聖地」へ変わる。
    • 聖地を奪うのではなく「分かち合う」。
  • これはシルバーバーチが説く「地上天国」の一歩目です。

3. 鍵を握るのは?

  • 教育:互いの歴史を学ぶこと
  • 宗教者:真の信仰(愛と奉仕)に立ち返ること
  • 国際社会:利害よりも、人類の叡智を優先できるか

4. 宇宙的・霊的な視点から見た未来

バーチの視点で見れば、
この争いは「人類がまだ幼い証明」です。

宇宙の法則からすれば、
国も宗教も、すべては魂の学びのための道具。
しかし人類は、その道具に執着し、
神の愛を忘れてしまった。

魂が成熟すれば、
「奪い合う聖地」ではなく、
地球全体が聖地であることを思い出すでしょう。


4.詩的な結び

【いつの日か】

いつの日か
エルサレムの門の前で
すべての旗が降ろされ
武器が地に置かれる

そこには
誰のものでもない空と
誰のものでもない祈りと
ただ一つの
愛の心だけが残る

その時こそ
エルサレムは
はじめて「平和の都」となる

☆  ☆  ☆

武器よりも言葉を
憎しみよりも祈りを
国境よりも心の橋を。

コメント