会うこと須臾(しゅゆ)にして
(※須臾=わずかな時間)
語ること須臾にして
然れども、我、君を思うこと須臾にあらず
我がこころ、千里を走り
君を思いて万里に登らん
たとえ風塵たちて
涙、累々と流れても
我、拭きてまた登らん
1971年作(20歳) 黄輝光一
夢の中の君へ
追いかけてはいけないもの
思い出してはいけないもの
どうしても、分かっていながら、
思い出がよみがえる
取り返しがつかないこと
変えることができないこと
戻ってこないもの
会えたとしても変わるわけではない
忘れることが一番だと
分かっていながら
なぜか、せつなくよみがえる
たまらなく会いたくなる
君
1973年作(22歳) 黄輝光一
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