一年ぶりの短編SFシリアス小説の「新作」ができました。
この大宇宙の「銀河伝説」をご存知でしょうか。遠い遠い昔から言い伝えられてきた伝説。それは宇宙には驚くべき進化をとげた「光の星」があり、そこには崇高なる知的レベルの「光の人」が住んでいると・・・
宇宙探査機、ボイジャー1号2号が、アメリカ航空宇宙局(NASA)から、人類の夢を乗せて打ち上げられた。
1977年のことである。
その目的の一つが、ボイジャー計画「宇宙へのメッセージ」でした。「この天の川銀河の太陽系には、地球という惑星があり、そこには私たち人類がいます。どうか、いつか、この『ゴールデンレコード(タイムカプセル)』を見つけてください。はるか彼方にいる知的生命体よ」
【レコードの表面は、半減期が45億年の「ウラン238」でおおわれ、このコードを受け取った文明は、その同位体組織を解析することにより、いつごろ収録、作成されたかが分かるようになっている】
金メッキされた銅製の丸いレコードには、人類のすべての願いを込めて、地球の生命や文化の存在を伝える自然音や115枚の画像、そして55種類の言語のあいさつ(古代ギリシャ語・ヘブライ語・アラビア語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・中国語・日本語など)が記録されている。いつか、きっと、宇宙から返信のメッセージが届きますようにと。
それに先立ち、1977年6月16日、ジミー・カーター大統領は、公式コメントを発表した。
「我々は、宇宙に向けてメッセージを送った。銀河には2000億個もの星があり、いくつかの星には生命が住み、宇宙旅行の技術をもった文明も存在するだろう。もしそれらの文明の一つがボイジャーを発見し、レコードの内容を理解することができれば、我々のメッセージを受け取ってくれるだろう。我々はいつの日にか、現在『直面している課題』を解消して、銀河文明の一員になることを期待する。このレコードは、我々の希望、我々の決意、我々の友好が、広大で畏怖すべき宇宙に向かって示されている」と。宇宙に向けて、人類史上初めて、カーター大統領の思いがボイジャーのレコードに記録され宇宙に飛び立っていった。
そして、遡ること5カ月前、ジミー・カーター大統領は、大統領就任のあいさつで、アメリカ国民に、そして世界に向けてこう発信した。
「今なお世界は、潜在する敵との勢力均衡の維持を確かなものとすべく、大規模な『軍備拡張競争』を続けている。我が国は、各国の安全保障に必要な限度まで、世界の軍備を制限すべく、忍耐と叡智をもって取り組むことを誓う。そして我が国は今年、最終目標ー《この地球からあらゆる核兵器を廃絶するという目標》ーに向けて、第一歩を踏み出す。我々は、全人類が参加するように求める。なぜなら、成功は死ではなく生を意味するからである。・・・・・
私は願っている。「米国は戦争という兵器によってではなく、米国の最も尊き価値を反映した国際的政策によって、恒久的平和を築いた」と、世界の人々が言うようになることを。これらは私だけの目標ではないし、私だけの業績となる訳でもない。我が国の持続的精神力を、そして衰えることなく拡がり続ける米国の夢への信念を、確認することなのである。ありがとう!」1977年1月20日の就任演説である。(抜粋)
が、しかし、
それから40年以上過ぎても、その間世界の争いは絶えることなく、ウガンダ・タンザニア戦争、ソビエト連邦アフガニスタン侵攻、イラン・イラク戦争、湾岸戦争、9.11(イスラム過激派アルカイダによるアメリカ同時多発テロ)イスラム国の世界への台頭、テロは世界の各国を恐怖におとしいれていた。各国の軍事力は、その軍事的バランスの名のもとに増大の一途をたどり、2018年、世界で、核兵器(核弾頭)は9か国が所有(米国・ロシア・イギリス・フランス・中国・インド・パキスタン・北朝鮮・イスラエル)、その数は驚くべきことに1万4525基。減少の気配は全く見えない。更には、最新型兵器の開発は後を絶たず、2018年、その年の世界の軍事費は、ついに200兆円(日本5兆円)を超えた。その一方では、世界には億単位の飢えた人々がいる。餓死寸前の子供たち、内戦により母国を追われた多くの難民たち、その数6750万人(2017年)シリア難民(670万)アフガニスタン(260万人)南スーダン(240万人)・・・ありえない非人道的行為が行われ、その惨状は目を覆うばかりである。各国は罵りあい、誹謗中傷しあい、大統領同士も、ある時は無視し、またある時は罵倒し、平和とは程遠い状況が続いている。「自分さえよければいい」という自己中心主義は、更には国家中心主義となり。強欲資本主義、経済至上主義は、自国の「利益追求」のために、経済的軋轢が多発し、ついには経済制裁、貿易制裁(報復関税)の報復合戦(米国と中国)となり、多くの国々が経済戦争で安定した国情が保てなくなっていった。そして、さらに年月がすぎた。
『ボイジャー1号は、ついに、2013年9月(NASA発表)太陽系の果て「ヘリオスフィア」に到達した。地球からの距離は180億キロである。そして、さらなる太陽系外へ宇宙へと「大きな人類の夢」を乗せて大宇宙のへ旅を続けている。
カーター大統領の「直面している課題」、それは人類の「恒久平和」という課題であり「ゴールデンレコード」にその祈念を託していた・・・』
彼は、中東において長きにわたり対立していたエジプトとイスラエルの間の和平協定を締結させ、大統領退任後の2003年には、平和への数々の貢献に対して「ノーベル平和賞」が授与された。(2019年現在94歳)
にもかかわらず、人類は、彼のその平和への祈願を裏切る様に、争いは絶えず、地上は兵器で埋め尽くされ、難民であふれかえり、テロの恐怖は世界へと広がっていく。大国同士の「覇権争い」は頂点に達し、ついに世界大戦の危惧が、まさに現実となりつつあった。
宇宙からのメッセージ、ウレラ星人からの最終警告。
「所長、何か感じません」
「ノイズだ!鼓膜がビリビリしている。・・・おかしい、おかしい、一体どうなっているんだ!」
長野県、南佐久郡南牧村野辺山、1967年開設の国立天文台野辺山。日本が世界に誇る最大級のミリ波電波望遠鏡(1981年完成)がそこにあった。巨大なるパラボナアンテナ、遠く大宇宙に向けられた、円盤(反射鏡)の直径は45m。高さにすれば15階建てのビルに相当する。見上げればその巨大な雄姿に誰しも圧倒される。いったいこれが、何のためにどうして造られたのか。日本人がすっかり忘れていたもの、驚異の巨大施設がそこにあった。眼前には八ヶ岳、他方には南アルプスの連山、美しき大自然と透き通るような空気の中に、ぱっと視界が開けた野辺山高原(標高1350m)にそれはあった。電波望遠鏡は、可視光線を集光して天体を観測する従来の光学式の天体望遠鏡と違い、電波のその長い波長によって、はるか彼方から我が銀河系を横切ってやってくる電波に対して、その宇宙空間にある塵に阻害されることなく受信できる、すなわち目に見えないものを捉えることができるということです。そして、その目的は何か、宇宙の神秘を解明するためです。天の川銀河、アンドロメダ銀河、そして更なる広大無辺の大宇宙の星たちが放つ電波をとらえて細かく分析して映像化する、星間物質や暗黒星雲の中の、星の誕生を捉えるため、宇宙の起源を知るため、ブラックホールの周りを回る高温なガスも観測することができ、ガンマ線バーストをもキャッチすることもできる、それはまさに多岐にわたる。その為の受信機が所狭しと無数に置かれている。まさに計器だらけだ。それが、一斉に動き出した。
「所長、大変です、作動停止中の6基(口径10m)が突然動き出しました!」
「そんな馬鹿な!」
すべて7基の巨大アンテナが一斉にある方向に向きを変えた。パワーは最大限になった。しかし、それは、日本だけではなかった。
南極にあるアムンゼン・スコット基地の南極点マイクロ波電波望遠鏡、アメリカ最大のアレシボ天文台(プエルトルコ)の電波望遠鏡(口径305m)、ニュージーランドのワークワース電波望遠鏡、そして2016年9月25日、まさに宇宙人を発見するために、中国が、貴州省に建設した、世界最大500mの電波望遠鏡[FAST(天眼)]が、最大限のうなりをあげた。
しかし、それだけではなかった。それは宇宙空間にもあった。
日本人が忘れ去っていた、電波天文観測衛星「はるか」が長い眠りから覚め突然動き出した。ロシアの宇宙船ゾンド3号も起動した。そして、月面に、もう50年にわたりひっそりとたたずんでいた人類が初めて月面に降り立ったアポロ11号(1969年7月21日)そしてアポロ12号(1969年11月19日)、その電池切れの「探査機」の中の、小さな電波計器がカチカチと鳴った。
それは、地球上、宇宙空間、すべて同時に起こった。
人類史上初めて、何かが起ころうとしていた。
20✕✕年7月、その音声は、ある日突然天から降ってきた。全人類、一人残らず、その言葉を聞いた。外にいたものは、全員が天を仰ぎ見た。地球の裏側の人たちは星空を見上げた。しかし見渡せど、巨大な宇宙船は見当たらなかった。独裁者も、大統領も、国王も、ローマ法王も、はっきりとその声を聴いた。
すべての人が、足を止め、仕事を中断して聴き入った。
それぞれの、耳に、それぞれの原語で、頭の中へ語りかけるように聴こえた。
『戦争が、なぜ起こるか。人間が未熟だからです。この大宇宙には無限の星があります。その星々のなかの惑星系で、人間のような高等生物がいる星は何千万とあります。その内で下から二番目が、あなたたちの地球です。今、地球上で戦闘体制の国が、三分の二です。そして、今まさに世界大戦の危機が目前に迫っております。人類は、いまだ反省せず、絶対あってならない同じ地球人同士で、一度も途切れることなく争い続けております。それは戦争という殺戮です。地球上にいる他の多くの生命体にも危険が及んでおります。宇宙にも大きな不安を与えております。宇宙を汚しております。あまりにレベルが低すぎます。なんど過ちを繰り返せば分かるのでしょうか。平和のための反省はないのでしょうか。何億、何十億、何百億、無駄死にすれば分かるのでしょうか。みなさん、この地球は極悪人の星ですか。そういわれて返す言葉がありますか。
あなたたちに問います、その原因はなんですか。もう一度はっきりと申し上げます、その答えは、あなたたち人類が未熟だからです。善と悪の区別さえもつかない。邪悪な欲望のみで生きております。「自分さえよければいい」という「自己中(エゴ)」が世界中に蔓延しております。強きものが弱きものからすべてを奪い去る『弱肉強食』を旗印にしております。戦争が生まれつき大好きなのでしょうか。決してそうではないはずです。人間としての本来の「良心」があるはずです。胸に手を当てて良心に問いかけてください。
高度の知能を持った地球の王者だとおごり、やりたい放題です。多くの動物たちも地球を離れたいと言っております。食肉にされた多くの動物たちが涙を流しております。これは悲しい現実です。事態はきわめて深刻です。あなたがたは、この世界は弱肉強食だと本当にそうお考えですか。地球のすべてのシステムが狂っております。人類の本来あるべき姿、人間の目的、人生の目的さえも、まったく分かっておりません。
すべての戦争をなくす方法。あなた達が、もう十分に分かっていること。究極の理想でありながら諦めていること。そのための努力をまったく怠っていること。それは『すべての武器をなくすこと』そのための努力です。ピストルも、機関銃も、ミサイルも、戦闘機も、空母(航空母艦)も、クラスター爆弾も、地雷も、生物兵器も、化学兵器(神経ガス・マスタードガス)も、レーザー兵器も、電波兵器も、軍事衛星も、サイバー攻撃も、AIロボット兵器も、原爆も、あらゆる武器が必要ありません。
すべての武器は、人を助けるためにある訳ではありません。国家間の争いを解決するためにあるわけではありません。人類を幸せにするためにある訳ではありません。すべてが、人を「殺す」ためのものです。それ以外の使い道はありません。簡単でありながら、永遠に不可能だと思い込んでるいること。自分一人では絶対に無理だと諦めていること。すべての原因は相手にあるとお考えのこと。自分の国は正しいと考えていること。この領土は自分のものだ一方的に主張し侵略すること。この戦争は正義のための戦争であると主張すること。自らの神が絶対であると信じ、同意せざるものを敵とみなし攻撃すること。ついには武器をもって公然と戦いを始めること。これを未熟と言わずなんといえばいいのでしょうか。防衛という名のもとに兵器と軍隊に膨大なる資金を投入し、食べることすらできない多くの民がいるにもかかわらず無関心を装い目をつむる。あるのは欲望だけ、これを未熟と言わず何といえばいいのでしょうか。どれだけ涙を流せば気が付くのでしょうか、悲惨な戦争からいったい何を学んできたのでしょうか。もはや、あなた達には少しの武器も持ってはダメです。はるか遠い過去から現代まで、終わりなき紛争、殺戮、戦争、その地球を、「天の川銀河」の地球以外の高度なる文明を持つ16万の惑星の種族と、時系列的に比較検討してみても、残念ながら、現時点では極めて危険な状況と言わざるを得ません。すぐには無理です、最低でも100年の時間が必要です。分かっています。ただし、一個の地雷も残してはいけません、人類の負の連鎖を一刻も早く断ち切ってください。一刻も早く目覚めてください。憎しみと報復の連鎖を断ち切ってください。しかし、すべての武器をなくすためには、人間の良心、道義心、一点の迷いも一点の狂いもない「正しいこころの羅針盤」が必要です。それに基づく、人類の決意、人類の決断が必要です。
私たちウレラ星人は、霊的にめざめてから8千万年の歴史があります。あなた達人類は、新人類といわれてから、まだ20万年しか経っておりません。私たちから見ると生後3か月です。赤ん坊です。未熟なのは、先刻承知しております。問題は、核兵器を作り早々と行使したことです。何十年も、何百年も、何千年も先人たちから受け継ぎ築き上げてきた人類の「血と汗の結晶」、すばらしい文明、多くの建造物を一瞬のうちに破壊消滅させ、何十万の罪なき人々を一瞬にして死に追いやる。「命」というものをどうお考えなのでしょうか。それによって、一体どんな幸せがもたらされるというのでしょうか。「無知なる者に最強の兵器」を持たせてはいけない。あなたち種は、今まさに絶滅の危機に瀕しております。放ってはおけないということです。知った以上はもはや「無関心」ではいられません。あなた達は、私たちの、かけがえのない同胞なのです。愛すべき仲間たちです。たとえ、何百万光年離れていようとも・・・。
我々は、地球のある「天の川銀河」、そして239万光年離れている隣の「アンドロメダ銀河」を主の星団とする、「銀河連盟」からやってきました。我が『銀河連盟の不文律』は、宇宙の星々への内部干渉は絶対にしてはいけない、ということです。静かに見守るということです。でもひとつだけ例外があります。その星を代表する最高レベルの知的生命体が『絶滅の危機』に瀕している場合です。地球の人類という「種」は今まさに絶滅寸前です。銀河連盟加入の霊的に進化した238の星々の代表が集まり、その議決により決定されました。この議決は絶対です。以前も、同じようなケースがありました、今から、2500万年前の話です、その星の名はギルド星、地球の約2倍の大きさを持ち、高度な科学技術と高度な文明を持ったすばらしい種族でした。しかし最高レベルに達しながらも、ある時期から、ある者が、宇宙統一の野望に燃えそれを阻止せんする反対勢力との間で、長い長い戦いが始まりました。彼らは高度な原子炉兵器オズマをたくさん持っていました。戦争と殺戮が絶えなくなり、絶滅寸前となりました。
我々、銀河連盟は決断しました。その時は、我々の手によって、その星のすべての武器を一瞬にして瞬間移動、高次元バイブレーションによるスターゲイトさせました。その星からすべての武器を消滅させました。これは了解なき強権出動です。死者なき解決方法だと考えました。彼らが、愛と慈しみに目覚め、一刻も早く目覚め覚醒してほしかったからです。霊的同胞である我々の切なる祈念でした。その後は、この星の人々の「良心」に委ねました。彼らが道義心にめざめ霊的にめざめ、きっと立て直してくれることを切に願い、その後のすべての干渉を断ちました。その星にとって、これ以上の干渉はその星のためにならないと判断をしたからです。我々は、すみやかに静かにその星から連盟本部のあるアンドロメダ銀河へと立ち去りました。が、しかし、この判断はこの星に限っては通用しませんでした。この後、千二百年後、原爆の100万倍の威力を持つ「プラズマ砲」を作りその星は宇宙の塵となりました。150億の民が・・・。これほど悲しいことはありません。銀河連盟の猛省すべき判断ミスの結末です。我々も未熟だったということです。いかなる物的手段も戦争をなくすことはできません。
我々は、もう二度と失敗は許されません。銀河宇宙議定書に基づき、地球上のすべての国々に、すべての国々が参加する人類としての平和協定が必要です、「すべての武器をなくしてください」、即時、軍縮を通達します。核兵器は、速やかに根絶してください。地球は、銀河連盟の管理下におかれます。と言っても、人類にとっては、束縛されるような具体的な不都合はまったくありません。すべても行動はあなた方の「自由意志」です、個別的な人間への干渉は一切ありません。理解しづらいでしょうが、『神が見ています』という言葉がぴったりです。すべての人が、霊的に目覚める必要があります。そして、我々は、100年後その進捗状況を見にうかがいます。その時の地球の実態は、何百万光年離れていても、何千万光年離れていても一瞬で知れわたります。100年後に我々を悲しませないでください。霊的強権発動を出させないようにしてください。
そして、最後に重大なるメッセージがあります。
実は、私たちが未熟、未熟、といっているのは、霊的に未熟なことをいっております。人類の99%以上の人が、理解しておりません。しかし、ごく、ごくわずかな人が目覚め覚醒して、真実の「宇宙の摂理」を理解し行動しております。
それは、『霊宇宙体系』のお話です。
すなわち、この宇宙と何か、人類とは何か、あなたとはなにか、という究極の問いです。この一連のシステムを理解していないと、
永遠に戦争は終わりません。争いごとはなくなりません。
宇宙の共通認識、それは〈URERA〉です。「ウレラ」とは、「究極の愛」です。
「ウレラ」は、全宇宙の原始、根源、我々「銀河連盟」の「合言葉」であります。
地球世界では、憎悪と報復の連鎖で、荒廃しきっております。いまだに、こころからの「謝罪」と、寛容の「許し」がありません。あるのは、人の物をわが物としようという、悪しき欲望と略奪です。とことん人心が病んでおります。人間が、この宇宙のシステムをまったく知らないということです。
「ウレラ」は、「愛」そのものです。利他・奉仕・慈悲・寛容・献身・博愛・貢献・協調・調和・友愛・至誠・無私・滅私、その内在する真理は、いろいろな「言語」で言い表せます。
それらが、この大宇宙で争うことなく、共に生きていくための『種の根源』です。この地球のおいても、まったく同じです。お互いがお互いを慈しみ、愛し合い、助け合う世界です。「共存共栄」です。我々にとっては、当たり前の世界です。「もてる者ともたざる者」貧富の差は歴然とし、一日の食にもありつけない人々がたくさんいます。人を助けるべき宗教が、テロや、戦争の原因となっております。末期的状況です。悲しい状況です。「愛とは与えること」です。
我が、ウレラ星は、ほぼ地球と同じ大きさです、かつては多くの民がいましたが、現在の人口は、約5万です。戦争はおろか、言い争う人は一人もおりません。志はみな高く、すべての人が滅私のこころで、宇宙貢献のために重要な任務に就いております。自己の利益を語るものはだれひとりおりません。自分が何をすべきかを心得ております。「人のために尽くす」「愛と奉仕」それがすべてです。それがまさに「ウレラ」です。
我々、ウレラ星人は、口と歯は退化して、あなた達から見ると、まったく美しい顔には見えないかもしれません。でも、私たちは、この顔と姿に誇りをもっております。ウレラ星には、驚くような美しい大自然があります。大空は澄みわたり美しく、海は透明に透き通り太陽に照らされてキラキラ輝いております。まるで、かつての地球のようです。違うところがあるとすれば、星自体の霊的進化が進み、ライオンがいませんライオンはやさしいレオンになりました。すべてが草食動物です。まさに動物たちの楽園エデンがここにはあります。我々は動物たちと語り合い、植物たちからプラーナ(生気・生命エネルギー)をもらい、大自然の恵みを全身で享受し、日々の生活は愛と喜びに満ちあふれております。まさに大自然と共にあります。我々には、地球人の五感のほかに、極度に発達した第六感が備わっております。通常の「目」のほかに、もうひとつ『霊の目・ハイパーアイ』をもっております。人間の視覚認識をはるかに超えた霊的認知能力です。相手の「こころ」が透明のウィンドーからはっきりと見えます。迫りくる大きな出来事を予知できます。天変地異もレイテレ(霊的な予知能力)で事前に感じ取ることができます。説明するのが難しいお話です。通信手段は、高次元インテレです。分かりやすく言えば「テレパシー」です。巨大な宇宙船も必要ありません。よって、「ワープ航法」や「ハイパードライブ(超光速航法)」といった夢のような物理的運航手段を、ずっと昔に超越しております。
ここには、8000万年前にあった超高層ビルや高速鉄道は全くありません。物的なものは、ほとんどありません。必要なもの、大切なものは、ただ一つ「こころ」だということが分かっているからです。我々の寿命は約50歳です。死期が迫っていることをはっきりと感じることができます。亡くなる日にちまで認識できます。重要なのは、長生きすることではありません。与えられた人生で、与えられた時間で「何をするか、何をしたか」です。あなた達の人生は100年だとしても、現実には50年さえ生きておりません。睡眠の時間があると言っているわけではありません。時が無為に流れております。大切な時間を、やるべきことに使っていないということです。いつかは、必ず消滅してしまう「物的なものの獲得」に一生懸命になっております。穏やかなる平静な時間は少なく、振り回され翻弄され、いつも四苦八苦しております。何が大切なのかを分かっておりません。やるべきことそれは「愛と奉仕」それ以外に言葉は見当たりません。時間の意識下の「認知度」が違います、あなた達が、1秒だと感じる長さは私たちにとっては、2秒です。我々の思考回路のスピードが驚異的に早いとしても、あなた方が1年かかる難問も1分かからずに回答したとしても、重要なのは、その回答が何に役立つかです。何に役立てるかです。我々の短い一生と思われる50年は50年では決してありません。
ウレラには憲法も法律もありません。犯罪がないからです。罪を犯す人は一人もおりません。「愛と奉仕」がすべてです、それが当たり前の行動規範となっております。
ウレラ星はこの宇宙の『生命体の進化の最終段階』に来ていると考えております。
地球が、所属する「天の川銀河」、その隣の「アンドメダ銀河」からなる、1兆2000億をこえる星々のなかの16万を超える惑星にいる高度な知的生命体の大同連盟が「銀河連盟」であります。この天の川銀河とアンドロメダ銀河は、40億年後、衝突合体して、更なる大きな「ミルコメダ銀河」となります。これは悲劇ではありません。銀河の進化です。宇宙の進化です。我々は、それを見越した「銀河連盟」なのです。
その大銀河の議長団が、ウレラ星です。宇宙は限りなく広大無辺です。何千億の星を携(たずさ)えた銀河が、この大宇宙には、2兆を超えるほどにあります。まさに無限の星たちです。すべての星たちは目に見えない糸、絆でつながっております。すべてが、大宇宙すなわち「神」の体内にあります。
そして、そのすべての神羅万象、大宇宙の創造主が「神」です。人間の人智がまったく及ばない世界です。神は「一枚の枯れ葉が落ちるのも見逃しません」「夜空に輝く満天の星、輝く太陽、爽やかな涼をはこぶ風、小川のせせらぎ、美しき小鳥のさえずり、すべてに神が宿っております」「激しい嵐、うなる稲妻、渦まぐ激流、洪水、地震にも、宇宙のすべてに神が宿っております。われわれは、人生に起こるすべての出来事は、「運不運」、「幸不幸」という観点ではとらえられません。すべての出来事は、大自然のいとなみです。神の摂理の中の出来事です。「ほんのつかの間の人生体験で、永遠を推し量ることはできません」「一滴の水が大海を語ることはできません」
皆さんは、「死」をどうとらえていますか。人類の戦争、殺戮の結果、何億、何十億の人たちが、無為な死に方をしました。
でも、たった一人も死んでおりません。このあたりまえのことさえまったく知りません。死をもって人生が終わる訳ではありません。そして、死後の世界が具体的にどのような世界なのか、その世界が何を目的にしているか、認識することも語ることもできておりません。いわんや、宇宙構造もそれと重なっている霊宇宙の実態も、神羅万象をつかさどる大霊(神)のことも、まったく知りません。目に見えないものにすべての真実があることを理解できていません。あなたが信じるものはこの目にみえるものだけです、見えるのはあなたの周囲3メートル以内だけです。科学法則がすべて、物理法則がすべてとお考えです。肉体を持った物質世界では致し方ない事かもしれません。でも、それは本当に悲しいことです。
人類の誇る『叡智』は、生きる上でまず知っていなければいけない「死」の意味を知りません。知るということを拒否しているかのようです。「死んだら分かる」は手遅れです。なぜなら、このことを知らないということは、人生の目的も、この世界の真実も、さらに、大宇宙の真実も、まったく見えてこないからです。真実を全く知らないままに生きるということです。羅針盤のない、さまよえる宇宙船と同じです。「死が意味するところの真実」を知らないままに、生きていくことはありえないということです。死とは魂の解放です。地中のさなぎが、美しき蝶となり大空を舞っております。肉体を捨て、鳥かごから解放された、本当の自由のすばらしい世界がそこにあります。死後の世界こそ、実在の世界、真実の世界なのです。
消滅した「ギルド星」の150億の民は、ひとりも死んでおりません。我々が、悲しんでいるのは、死ではありません。もっとも学ぶべき「人生という道場」「宇宙という最高の学びの場」である人生で、「無知」のままに、あの世に送り込まれることです。これほど悲しいことはありません。
全滅したはずの敵軍が、一人残らずピンピンしている、この現実を知って愕然とすることでしょう。つまり、人は絶対に死なない、魂が不滅であることを知れば、すべての「争い」が無意味なことが分かるはずです。しかし、残念ながら、無知なる人はあの世でも無知です、あの世でも、依然として争い、死なない相手に「いったいどうなっているのだ」と叫びながら銃口を向け続けております。あなたが現実といっている、唯一の世界が、実は、絶対的な唯一の現実ではないということです。決してバーチャルの世界ではありません。違います、超現実です。ただし周波数の違う波動の違う、リンクしたもう一つの実在の本体があるということです。あなた方が言う「あの世」です。それが「霊宇宙」です。決して恐ろしい世界ではありません。死後の世界が、コインの表です。まさに本体です。永遠に続く世界です、あの世は、「あなたの故郷」です。「やすらぎの世界」です。本当にすばらしい真実の実在の世界です。そして、あなたも同様に「永遠の存在」「永遠の生命」なのです。
ただし、あの世が、この世の延長上にある訳ではありません。この世が実はあの世なのです。あなた方は、すでに霊そのものの霊の人です。魂が本体です。ただ、肉体を持った霊の人です。
そして、ここで、驚くべき真実をお話し致します。あなたはいったい何ものですかという、問いです。宇宙最大の問いかけです。その答えは「神の子」です。全宇宙で、そのことを知らないのは地球人ぐらいです。このことが分からないと、すべての物語は始まりません。人生が何たるかも分かりません。そして、「争い」は絶対になくなりません。戦争は絶対になくなりません。神の子、まさにこれが、「ウレラの子」なのです。全宇宙の高度なる生命体の当たり前の、「共通認識」です。地球は、平らだ!絶対に平だ!「地球が丸いなんてありえない」と叫んでいた古代の人たちとまったく同じです。
あなた方は、すでに、神の霊性を携えた、まぎれもない「神の子」です。そのことに、まったく気づいていない。考えたことすらないかもしれません。夢にも、そう思っていないかもしれません。しかし、これこそが真実です。自分が神の子であると思えない以上、自分が何をすべきか分かりません。神があなた達を見捨てることは絶対にありません。見捨てるのはあなた達の方です。神の摂理を知り、霊的視野、神的視野で自分自身のこころへ手を当てて、世界を見わたしてください。「神のこころ」がない以上、霊的知識で行動しない限り、戦争は絶対になくなりません。動物的進化のなごりである「動物性」を抑え、神の子としての「神性」発揮することです。地球上のすべての争い、すべての戦争を終わらせるのは、武器ではありません。あなたの「魂の兵器庫」の扉を開け、「神の武器」を持ち出すことです。それは「愛」です。ウレラです。
「愛」とはなんですか。国家の愛、信仰の愛、親子の愛、男女の愛・・・。でも、自己中心的な愛、独善的な愛、エゴの愛、肉欲の愛は、愛ではありません。偽りの愛は、時として争いや戦争の種にもなります。愛とは、こころの中から、ふつふつと湧き出る透明な泉のようなものです。人間が持っている根源的なこころです。与えることがすべてです、見返りを求めない究極の愛。それが、ウレラです。
「神の子」とは何ですか?
神の持つ資質、霊性を内部に秘めていることです。宇宙万物の創造主たる神に、無限に近づく資質をもっていること、まさに、神そのものと言ってもいいでしょう。すべての神の子は、神の体内にあり、すべての人が神の子なのです。あなたも私も、すべての神の子は見えない糸で密接につながっております。神を求めて、巡礼の旅に出る必要はありません。地球的「宗教」に、神を求め探しても見当たりません、なぜならあなた自身が神だからです。永遠に探し求めていたものは、あなた自身に内在しているのです。あなたは神と共にあります。あなたが、求めている「神の椅子」はあなたが今腰掛けているまさに「その椅子」なのです。神の愛は無限にして尽きることはありません。だれひとりとして見放されるものはいません。その見えない糸、絆は、霊性が高まる程に、はっきりと自覚し見えてきます。その時、すべての人が神の「無限の愛」に包まれていることを知ります。歓喜の涙を流すことでしょう。すべての人が、かけがえのない友人であり、霊的な兄弟、霊的な家族、霊的同胞なのです。神とは「愛」です。見返りを求めない与え尽くしの愛です。そして、その霊力は霊性の向上とともに、自分でも驚くほどの力を発揮することを知り驚愕することでしょう。
か弱い人間、はかなくも死にゆく悲しい人間ではありません。まったく違います。真逆です。魂は不滅です。あなたは永遠の生命なのです。気が付かない以上は、覚醒しない以上は、自らの持つその驚くべき霊的パワーを体現することはできません。死んでから体現するわけではありません、すでに内在しているのです。魂の覚醒、霊性の発揮は、その人の魂を進化、向上させます。無限の高見と輝かしい「希望の世界」、進むべき新たなる「光の道」が見えてきます。「神への道」は永遠です。そして、それは無情の喜びです。天上の光輝く至福の美しさは、人類の言葉では、表現できません。
神の子たるあなたは、もはや「悲しむべきことは何一つありません」「うらやむことも、心配の念も、取り越し苦労も必要ありません」「ひとのものを欲しがる必要もありません」「もうすでに十分にあり余る程に与えられております」「ただまったく気が付いていないだけです」「超えられない苦難はありません」「苦難こそがあなたの魂を磨くありがたい試金石です」「反省は進歩を約束する黄金石です」「争うべきことは何ひとつありません」「すべてが実践です」「なにをするかです」「今なにをするかです」「やるべきことは愛と奉仕です」「そのめざす使命は『平和と調和』です」「与えることが至上の喜びとなるはずです」そして、霊性が高まれば、高まるほど謙虚になります。すべてが同胞であることをますます自覚します。「謙虚」こそ霊性の高さを示す「指針」です。争うことを知らない「ウレラ」のこころです。あなたは、神の子、愛の子、ウレラの子です。
あなた達は、物的成長がすべてだと考えております。科学文明が発達が幸福のすべてだとお考えです。全人類よ、すべての行為をいったんやめて、心の窓を開けなさい。もう、時間はありません。争いをやめてください。戦争をやめてください。目を覚ましてください・・・・』
そして、次の最後のひとことは、更に大きく力強くはっきりと聞こえた、全人類が確かに聴いた。
「ボイジャーのメッセージは確かに受け取りました。目覚めよ、人類!!目覚めよ、同胞!!ウレラより愛をこめて」
このメッセージは、何度も繰り返され、3日間つづいた。
確かに、80億近い人類のすべての人が聴いた。大人も子供も聴いた。ただし内容がまったく理解できない人も大勢いた。
すべてを忠実に書き留めた人も多くいた。
聞こえながらも、バカバカしいと言いながら、銃口に玉を詰めた人もいた。
核弾頭が整備されているか確認に走った者もいた。
神の聖なる書、霊的な書物を、買い求めた者もいた。
高額な天体望遠鏡が飛ぶように売れた。
早々と入籍を済ませたカップルもいた。
ネット検索は、すぐにパンクした。
緊急動議が出され、国際平和と安全維持目的とした国際連合の「安全保障理事会(拒否権を持つ主要5か国、アメリカ・ロシア・中国・イギリス・フランスとその他10か国、計15か国)」が開催され、決定事項として、武器削減、核廃絶のための「宇宙人対策地球協議会」が、国連未加入の3か国を加えた全196か国の参加のもと、中立国のスイスのジュネーブで開催された。が、しかし、いつものように肝心の大国の意見がまとまらず、すぐには結論には至らなかった。世界の科学者、天文学者、宇宙物理学者、量子物理学者、言語学者、人類学者、生物学者、遺伝子学者、考古学者、また哲学者、宗教学者、神学者、神智学者、倫理学者、社会科学者、政治学者、経済学者、変わったところでは予言者、霊能力者、占い師、ありとあらゆるジャンルの知識人が、世界中いたるところで、独自の会議が開かれ協議を重ねた。議題はもちろん「すべての武器をなくすべきか」だ。
あるギリシャ哲学者は言った、「私は、はっきりと何度もそのメッセージを聴いた。それはギリシャ語だった。全人類が一人残らず、あらゆる国の原語で聴いたという、まさの信じがたいこの出来事は厳然たる事実である。それは科学的であるかどうかという以前の問題である。人類には到底解明できない出来事である。この宇宙には人類の科学では到底及ばない崇高なる進化を遂げた高度な文明を持った者達がいることをもはや認めざるを得ない。そのメッセージの内容は、人類を貶めるものではなく、愛に満ちあふれている。彼らの言う『ウレラ』は、一点の曇りのないまさに真実の言葉と受け止めた。我が先達「ソクラテス」は言った、「無知の知」と。「自らの無知を自覚することが真の知に至る道である」、人類はいまこそ自分が無知であることを知るべきだ。未熟者であることを自覚すべきだ。この世の中はすべて分からない事ばかりだ。すべての人が、猛省し歴史の汚点、終わらない戦争に終止符を打つ。人類が一丸となって一刻も早くこのメッセージに応えるべく決断し実行する時が来たということです」と。
しかし、ある有名な米国の宇宙物理学者は、「このメッセージを、そのまま素直に受け入れることは到底できません。真実であることの確証がまったくない。科学的にみても物理的にみてもまったく実証できない出来事である。この宇宙の基本は、アインシュタインの相対性理論、すべての基本はE=mc2乗である。これが宇宙の絶対法則である。エネルギー保存の法則(質量保存の法則)すなはち、「物資+エネルギー」の総量は不変であるという大原則です。これを、無視してはこの宇宙は成り立ちません。ウレラが、ギルド星のすべての武器を、瞬間移動した、消滅したといいますが、その「大量の武器」はいったいどこへ行ったのでしょうか。アンドロメダ銀河の本部の格納庫へ瞬時に移動させたのですか、それとも、スターゲイトというからには、時空を超えて異次元世界へ飛ばしたのでしょうか、まさか「神のなせる技」とおっしゃるのでしょうか。すべての武器と言いますが、ナイフもダメですか。生活に役立つが武器にもなる物はいったいどうなりますか、その選別の基準はなんですか?我々の判断にゆだねるということですか。・・・
我々が信じるものは、信じられる唯一のもの、それは神ではありません。信じられるもの、それは「物理法則」であり「宇宙の方程式」である。それを否定するもの、それはまさに「脅威」であり、計り知れない恐怖である。これは、仕組まれたワナです。地球上からすべての武器が無くなった時、神と名乗る宇宙人が攻めてこないという保証はない。最悪の事態を想定して万全を尽くすべきである」と。
ある、スピナーは言った。「大宇宙の不文律。「すべての原因はあなたにあります、人のせいにしてはいけません」「戦争の原因は、人類にあります。国家にあります。人間にあります。すなわち、あなた自身にあります。知らないではすまされません。無関心は、無知より罪深い」
「まいた種は刈り取らなければなりません」「原因と結果の法則」「因果律」すなわち「宇宙カルマの法則」
逃れることのできない不変的絶対的、『神の法則』です。戦争によってもたらされる悲惨な結果は、すべて人類の行為がもたらした結果です。美しい花の種をまけば美しい花が咲きます。オリーブの種をまけばかわいい小さな白いオリーブの花が咲きます。愛の種をまけば愛の花が咲きます。『蒔かれた原因(種)は、大自然の摂理に正直に従って、それ相応の結果(実り)をもたらします。悪の種を蒔いて、愛の花は咲きません。利己主義の種を蒔いた人は、利己主義の報いを刈り取らねばなりません。罪を犯した人は、その罪の報いを刈り取らなければなりません』人類は「戦争と平和」という課題を「他力」ではなく「自力」で解決しなければなりません。それは、決死の覚悟と行動です」
また有名なニューエイジャーは、
「ウレラは、『我々は、この宇宙のすべての生命体の進化の最終段階にある』と言っている。彼らは、間違いなく宇宙霊界の高級霊団「地球神庁」さらに上の「銀河霊団の神庁」と通じている。ギルド星そして地球への重大なる干渉が、銀河連盟の決定だけで行われたとは思えない。霊界の神庁を無視して行なわれることはない。霊宇宙からの強力なる「愛の支援」による協議、検討、決断、実行されたと思われます。ウレラの思念思考、インスピレーション、霊的通信能力、インテレーションは我々の想像を絶します。その内なる能力はもはや計り知れません。我々は、まさに進化の最高レベルに到達したウレラの愛のメッセージを素直に受け入れるべきです」
ある日本の辛口コメンテーターは、テレビで、はっきり言った。「この宇宙人は、本当に地球の歴史を、戦争の歴史を、人類の苦闘の歴史を理解しているのでしょうか。理解しているようには到底思えません。「すべての武器をなくせ」という、まったく実現不可能な、まるで「幼稚園児の理想主義」のようなことを、人類に押し付けようとしている。「愛だ、奉仕だ」と熱く語り、「美しい言葉」を羅列し究極の理想を語っている。そもそも、この世の中は『善と悪』とから成り立っている。悪がなくなることは絶対にない。あなたの星にはたった5万人しかいないそうですが、あなたの星の理想を人類に押し付けないでください。100年で武器をなくせと言うが、まったく不可能です。無理です。200近くの国家があり、5千から1万の民族がひしめき合い、各国の、人種・民族・宗教・政治・法律も全然違います。宗教も、キリスト教・イスラム教(スンニ派・シーア派)・ヒンズー教・仏教、その他新興宗教を含めると数えきれない程であり、政治経済形体も資本主義・共産主義・社会主義・はては、独裁国家・軍事政権。この世の中は、理想と現実はかけ離れています。残念ながら、『悪』はなくならないし、武器もなくならない。この世の中は道徳や倫理だけでは解決できない問題が山積している。それが、人類の歴史の現実です。神だ、死だ、あの世だ、果ては、霊だ、霊宇宙だと、何度も言っておりますが、信じられません、信じません。神などおりません。あの世はありません。人間は神の子だといいますが、私は自分が神の子だと思ったことは一度もありません。とんでもない話です。私はキリスト教徒ではないですが神の子はイエスのみのはずです。星の究極の進化の世界が「美しい大自然だ」とも思いません。耳は傾けますが、すべてのお話がまったくの「良くできた作り話」ではないかと思います。人類は、あなたのメッセージを理解できないでしょう、納得できないでしょう。つまり、人類は従う必要はないということです」
ドイツの経済学者が言った「ウレラの警告「人類のすべてのシステムが狂っている」と。我々は、生きるための生産システムとして「経済至上主義」を掲げている、しかし、これは間違いなく「弱肉強食」である。大量生産、大量消費、大量のゴミ、地球を汚す環境汚染。果ては核のゴミ。まさに、「ガイヤの嘆き」(地球という一個の生命体の嘆き)だ。課せられた人類のノルマ、経済成長という終わりなきノルマは、理想の形態ではないといことだ。永遠の経済成長、安定した経済成長はありえないということ。物的成長は、もはや限界にきている。政治、経済、金融、すべてのお金の流れ、すべてのシステムを抜本的に見直す必要がある。人類は少しでも多く生産することに奔走している。終わりなき競争社会、急激なる物的成長を目指している。休むことさえ許されない。こころは閉塞(へいそく)している。『働くことに喜びが見いだせなくなったとき、それは、人類の終焉である』」
イタリアの社会文明学者は言った「今、地球上にある、大小合わせた兵器の数は、億単位である。驚くべき数である。これらの兵器は、使用されるのを今か今かと待っている。なぜなら、武器は、使われることにこそ、その意味がある。毎年、地球上では、戦争のための軍事費が、2018年は、200兆円を超えた(日本は、防衛費は5兆1911億円)。世界の大国は、兵器産業、軍需産業によって、莫大なる利益を得ている。武器の輸出も当たり前のように行われている。世界は「兵器ビジネス」「戦争ビジネス」の巨大市場だ。兵器は使われなければ、金属はいずれは朽ち果てて使い物にならない。永遠なる武器の製造の「連鎖」。もはや、言葉も出ない、なげかわしい現状である。その戦争の原因は、人類の未熟な「こころ」にある。人間は、すばらしい叡智がありながら、動物的本能に負け、依然として闘争本能をむき出しにして、欲望のままに生きている。その根源は、人間のエゴである。自己中である。自分さえよければいいという「こころ」にある。「共存共栄」とは程遠い現状にある。精神文明は、物資文明に大きく後れを取っている。人間とは何か、文明とは何か、ウレラは、我々に問いかけ警告している。反省なき人類、学ばない人類、それはまさに「狂った猿」と言わざるを得ない」(狂った猿、A・セント・ジェルジの言葉)
インドの哲学者は言った「私はウレラの言葉を何度も聴いた、聴いた瞬間、脳裏に蘇ったのは、我がインドの『独立の父』ガンジー(1869-1948)である。その決死の行動、その理念は「非暴力・不服従」である。現在、インドは、約120の核兵器(核弾頭)を持ち(2018年5月)、強力な武器と軍隊を持つ。彼の理念と現実世界を比較すると万感の思いです。現在のインドは「攻めかかる武器を持った大軍に対しては、最強の武器をで反撃する」ということです。これが、二度と、植民地化されない、侵略されないインドの学びと決断です。しかし、現代のおいて、ガンジーの「非暴力」は、『時代遅れで非現実的』であり『現実離れした理想主義』になってしまいました。イギリス帝国の支配下にあった当時のインドにおいて民族解放運動を指導し、1947年8月15日、第二次大戦終結から2年後、インドは独立をはたした。ガンジーの誕生日である10月2日は、インドでは国民の休日です。さらに、その日は国際連合の『国際非暴力デー』となっております。にもかかわらず現実世界では『単なる記念日』になり果てております。
「もし暴力に訴えたいのならまず私を倒せ、ここから動かせるのは私ではなく、私の死骸である」彼の非暴力はいつも命がけだった、決死の覚悟だった。彼は「無抵抗主義」を言っているのではない、理不尽な侵略に対しては、武器を持たずに断固戦うと言っています。しかし、それが核兵器や大量殺戮兵器の現実世界において、本当に理想なのか可能なのか。
彼は言った「愛は、悪に対する唯一の武器である」と、
「非暴力は人間に与えられた最大の兵器であり、人間が開発した最強の武器よりも強い」また、終ることなき報復の連鎖に対しても、「『目には目を』は、全世界を盲目にしているのだ。」
「肉体が滅びることで、魂が解き放たれる。死は決して恐れることではない。ただし、この世に生を受けて手足を授けられた以上、命ある限り手足を使って『奉仕する』のが我々の生きる道である」・・・
未来は「我々が何をするかに」にかかっている。「明日死ぬかのように生きよ。永遠に生きるかのように学べ」
ガンジーは、人類を滅亡させる警告「7つの大罪」をだした。それは「労働なき富」「良心なき快楽」「人格なき学識」「献身なき宗教」「人間性なき科学」「道徳なきビジネス」「理念なき政治」である。ウレラのメッセージ「すべての武器をなくしてください」に対して、インドの偉大なる魂、ガンジーは、なんと答えるのでしょうか。
小学3年生が学校で作文を書きました。
「一週間、『学校へいさ』になりました。わたしも、三日間、宇宙人のおはなしが、耳のなかにいっぱい入ってきました。おはなしは、よくわかりませんでした。そのあいだ、よくねむれませんでした。学校にいくと友達が、「宇宙人が攻めてくる」と言いました。家で両親といっぱいそのことについてはなしあいました。
私は、みんなが、なぜ仲良くできないのかふしぎです。みんなが、やさしく、思いやって、助け合っていけば、ケンかも、いじめもなくなるとおもいます。武器はいらないと思います。戦争はぜったいにしてはだめです。おとなは、けんかはしてはいけません。宇宙人とも、なかよしになりたいです。ウレラさんにあいたいです」
多くの人たちが混乱し、仕事が手につかなくなった人も大勢いた。国家非常事態宣言を出した国もあった。
まるで、映画のように、ビルの屋上に上り、いつまでも天を見続けたものも大勢いた。
しかし、なぜか、まったく無関心なものも大勢いた。
「たとえ世界が、明日滅びようとも、私は今日、リンゴの木を植える」と、つぶやく者もいた。「人類が真実の愛に覚め、二度と戦争をしないために武器を捨てる、だから人類は決して滅びない。私は希望という名の『リンゴの木』を今日も植えます」と・・・
ある者は、十字を切り、またある者は、ひざまずき、首(こうべ)をたれて、「神よ、神よ」と自らが信じる神にひたすら祈りをささげた。
またある者は、「神の子」たるを知り天を仰ぎ見た、同時に全身に力が漲り一粒の涙が落ちた。その果たすべき使命を知り大地にすっくと立ちあがった。それは決してひとりではなかった。
このメッセージに、人類はどう考え、どういう答えを出すのでしょうか。
時は流れた。
10年、20年、30年・・・・・
いったいどれほどの、時がたったのでしょう。
しかし、このメッセージが、人類に、再び届くことは、なかった。
☆☆☆☆☆☆☆
平和って何だろう
平和ってなんだろう
いろんな人が自分の欲しいものを好きなだけもらえることかな
ううん、それはちがう
いろんな人が自分の思いどおりに行動できることかな
うん、それもちがう
友達とけんかをしないことかな
うん、それも平和だね
国と国とが仲よくすることかな
うん、けれど、
今、それができていないみたい
だから、「平和」とはいえないね
国と国とがもめて
信じる教えがちがうからと、もめて
泣くのはこどもや弱い人たちだ
わたしのおじいちゃんは、70年前、家を焼かれてにげたそうだ
ほんの少し前は、日本だって泣いてた人がいっぱいいた
私が大人になった時だって
どうなっているか分からない
ほしいものが全部手に入らなくても
すこしぐらいがまんすることがあっても
弱い人が犠牲にならない
それがわたしの願いだ
第四小学校 五年 土屋美遼 (平和を考える小中学生作文集 第26集)
電波天文観測衛星「はるか」
http://www.isas.jaxa.jp/missions/spacecraft/past/halca.html
大型アンテナの展開技術など、工学的技術実証を主な目的とし、地上の電波望遠鏡と共同して電波観測を行う電波望遠鏡として、地球上の観測をはるかに凌ぐ解像度で電波天体の撮像観測を行った電波天文観測衛星である。
長野県 野辺山 45m世界一のミリ波電波望遠鏡。まさに圧巻なり!
小さいのは電波ヘリオグラフ(84台)。太陽の画像を撮る電波望遠鏡です。
直径10m ミリ波干渉計。(合計6台)
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